◎検察は2400万ユーロの罰金刑も合わせて求刑した。
スペインの検察当局は29日、脱税で起訴されたコロンビアのラテンポップシンガーソングライター兼ダンサー兼俳優兼エグゼクティブプロデューサーのシャキーラ（Shakira）被告に禁固8年を求刑した。
コロンビアのセックスシンボルと呼ばれているシャキーラ被告（本名シャキーラ・イサベル・メバラク・リッポール）は2012年から2014年の間に1450万ユーロを脱税したとして起訴されている。
検察は2400万ユーロの罰金刑も合わせて求刑した。
シャキーラ被告は今週、検察当局が提示した和解案を却下し、裁判で争うことを選択した。公判日は決まっていない。
ロンドンの事務所は声明で、「シャキーラは常に協力し、法律を遵守し、個人として、納税者として非の打ちどころのない姿勢を示してきた」と述べ、スペイン税務局を厳しく非難した。「スペイン政府はシャキーラの権利を侵害したのです！」
スペインの広報担当は今週初め、シャキーラ被告は税金を正しく納付したと改めて主張した。
しかし、バルセロナの検察当局はシャキーラ側の主張を却下し、「被告は2012年から2014年の間、毎年180日以上スペインで生活したため、スペインの法律に基づき税金を納める必要がある」と告発した。
シャキーラ被告は最近、FCバルセロナのジェラール・ピケ（Gerard Pique）選手との交際に終止符を打った。一家は以前、バルセロナに住んでいた。
シャキーラ被告は2010年のサッカーW杯のテーマソング「Waka Waka（This Time for Africa）」や「Whenever, Wherever」などの大ヒット曲で知られるコロンビア人歌手。この2曲の世界売り上げは3500万枚を超えている。
