◎大学入学スキャンダルで懲役5か月の実刑判決を受けた「フルハウス」スターの夫、モッシモ・ジャヌリ氏が刑務所からシャバに移送され、保護観察下に置かれた。
2018年/モッシモ・ジャヌリ氏(左)フルハウススターのロリ・ロックリン氏(ゲッティイメージズ)

報道によると、大学入学スキャンダルで懲役5か月の実刑判決を受けた「フルハウス」スターの夫、モッシモ・ジャヌリ氏が刑務所からシャバに移送され、保護観察下に置かれたという。

フォックスニュースは、「ジャヌリ氏は南カリフォルニアのロンポックにある連邦矯正施設からカリフォルニア州ロングビーチの刑務所局の施設に移送された」と報じた。

ジャヌリ氏と妻のロリ・ロックリン氏は南カリフォルニア大学に多額の裏金(50万ドル)を支払い、娘のテストの成績や資格などの修正を依頼した罪で有罪判決を受けた。連邦捜査局(FBI)は一連の不正入学を「パーシティ・ブルース作戦」と名付け、事件に関与した有名人や関係者を逮捕した。

ジャヌリ氏は今年1月、矯正施設の隣にある高セキュリティ施設の小さな独房に約2か月間押し込まれたと主張し、弁護士に「自宅に戻りたい」と懇願していた。「私はそこで精神的、肉体的、そして感情的な幸福をすべて奪われ、重大な危機に直面しました」

弁護士によると、ジャヌリ氏は入所前に少なくとも10回コロナ検査を受け、すべて陰性と診断されたにもかかわらず、恐ろしく狭い独房で50日以上過ごす羽目になったという。

ジャヌリ氏が妻と2人の娘、オリビア・ジェイド氏とイザベラ・ジャヌリ氏の待つ自宅に戻ったかどうかは明らかにされていない。フォックスニュースによると、ロンポックの連邦矯正施設とジャヌリ氏の弁護士は取材に応じなかったという。

ジャヌリ氏の刑期は4月17日までと伝えられており、まもなくムショで刑期を全うする予定だった。

米司法省はコロナウイルスの感染拡大に伴い、刑期が短く、適格と診断された受刑者を刑務所局の施設に移送するよう命じている。しかし、一部の専門家は、裕福な人を刑務所よりはるかに環境の良い施設に移送することは差別や不平等を助長すると懸念を示している。

米連邦検事補のクリステン・カーニー氏はフォックスニュースの取材に対し、「ジャヌリ氏は5か月間適切に奉仕しました」と述べた。「ジャヌリ氏は子育てに熱中し、罪を犯しましたが、間もなく刑期を終えます」

2019年8月27日/マサチューセッツ州ボストンの裁判所前、モッシモ・ジャヌリ氏(右)とロリ・ロックリン氏(ゲッティイメージズ)
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