◎ブリトニー・スピアーズ氏は成年後見制度により、保護者に「財産」と「私生活」を管理されている。
左2012年10月24日:ジェイミー・スピアーズ氏/右2019年7月22日:ブリトニー・スピアーズ氏(AP通信)

報道によると、ブリトニー・スピアーズ氏は父親のジェイミー・スピアーズ氏を自身の成年後見制度から永久に削除するようロサンゼルスの裁判所に申し出たという。

B・スピアーズ氏は2006年から2008年の間に発生した様々な出来事以来、成年後見制度の管理下に置かれている。

J・スピアーズ氏は現在、健康上の問題を理由に成年後見制度から一時的に離脱しており、ジョディ・モンゴメリー氏が代理を務めている。

B・スピアーズ氏はモンゴメリー氏を代理ではなく正式な保護者にすることを望んでいる。

B・スピアーズ氏の弁護士を務めるサミュエル・D・インガム氏はロサンゼルスの裁判所に、モンゴメリー氏を恒久的な保護者に任命するよう要求する請願を提出した

地元メディアによると、請願書にはB・スピアーズ氏の私生活を管理するJ・スピアーズ氏の役割の削除についても記載されていたという。

インガム弁護士は、「B・スピアーズ氏は父親に人生を支配されている限りステージには戻らないだろう」と今年初めの裁判で述べていた。

一方、J・スピアーズ氏の弁護士、ビビアン・ソーリーン氏は裁判で、「彼は娘の人生を守り、搾取を防いだ献身的な父親」と主張し、勝訴した。

2021年3月10日/カリフォルニア州ロサンゼルス、フリーブリトニー運動(AP通信)

B・スピアーズ氏は成年後見制度により、保護者に「財産」と「私生活」を管理されている。

J・スピアーズ氏は2019年までこの2つを管理していたが、健康上の問題を理由に保護者を一時的に辞め、それ以来メンタルヘルスケアの専門家であるモンゴメリー氏が代理保護者を務めている。

代理保護者のモンゴメリー氏には次の権限が与えられている。
1.訪問者の管理。
2.過去の医療記録の閲覧。
3.B・スピアーズ氏に代わって民事訴訟などを起こすことができる。

一方、保護者を辞任したJ・スピアーズ氏は、現在も娘の不動産(推定65億円)を金融会社のベッセマートラストと共同管理している。

J・スピアーズ氏はベッセマートラストを共同管理者から除外するよう要求したが、裁判所はこの訴えを今年2月に退けた。

一部のファンは、B・スピアーズ氏の解放を要求するフリーブリトニー運動を全国各地で定期的に開催している。

B・スピアーズ氏の人生とキャリアを描いたドキュメンタリー映画「フレーミング・ブリトニー・スピアーズ」は物議を醸し、プライベートを侵害されている多くの著名人から支持を集めた。

2021年3月10日/カリフォルニア州ロサンゼルス、フリーブリトニー運動(ロイター通信)
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