セックス&コロナウイルス

コロナウイルス流行中にセックスすることは危険なのだろうか?

かかりつけの医者に「パートナーがコロナウイルスに感染しているかもしれない。セックスしても大丈夫か?」と質問したことのある方は少ないはず。

セックスとコロナウイルスに関連する噂や神話は、事実か否かをハッキリさせておく必要がある。

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セックスしても大丈夫か?

もし、あなたにパートナーがいて、その人と一緒に生活している、同じ環境を共有しているのであれば、その状態を維持すればよい。

ただし、どちらかひとりがコロナウイルスの症例を示しているのであれば、自宅内であっても社会的距離を保ち、当然感染者は隔離しなければならない。

理想は2m以上を確保することだが、標準的な一般家庭でこの距離を保つことは難しいかもしれない。しかし、できる限りの努力はしてほしい。

最近、無症状者の割合が増えつつある。しかし、感染していることに変わりはないため、よほどの理由がない限り、感染者との距離をしっかり保ち、感染予防に努めねばならない。

つまり、感染しているパートナーと裸で抱き合うことは非常にリスキー、やめなさい。

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パートナー意外とのセックスはOKか?

コロナウイルスが蔓延している状況下で新しい性的パートナーを持つことはおすすめしない。

今、セックスフレンド、セックスワーカー(性風俗)、新しい恋人、新しい不倫パートナーを探している人は、政府のガイドラインを隅から隅まで熟読し、知見を深めてほしい。

誰がウイルスを持っているか分からない。新しいパートナーが無症状者でも、あなたは重症化するかもしれない。あなたから家族に感染し、酷い状況に陥る可能性もある。

したがって、酒を飲んで気分と下半身が高揚していたとしても、まず立ち止まってほしい。

見ず知らずの異性とキスすることは危険極まりない行為であり、控えるべきだ。大切なことは密を避ける。

下半身がパンパンもしくはヌルヌルになっていたら、大きく深呼吸し、「落ち着きなさい」と自分に言い聞かせよう。

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キスはヤバいのか?

「最近出会った人とキスをしたあと、急に熱がでた。どうしたらよいか?」

今すぐ最寄りの保健所に連絡し、PCR検査を受けなさい。

感染者と思われる人にキスしたり濃厚接触した場合は、まず自己隔離体制を確立し、スマートフォンもしくは自宅の電話で最寄りの保健所に連絡しなければならない。

キスした後に気分が悪くなったら、コロナを疑うべきだ。ただし、胸の中がモヤモヤするだけであれば、別の問題かもしれないので注意しよう。

私たちは大人として責任ある行動をとらねばならない。

コロナウイルスに感染していることが分かったら、まず、キスした相手にその事実を伝え、「今すぐPCRを受けろ」と促すべきだろう。

つまり、パートナーが100%感染していないと断言できる場合のみ、キスは許可される。

感染者の口内(粘膜と唾液)にはCOVID-19ウイルスが潜んでいる。口移しでそれをもらうことは避けるべきだ。

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コンドームはウイルスを防止するのか?

「パンデミック期間中のセックスは、コンドームを使用すべきだろうか?」

感染者とのセックスはコンドームの有無に関わらず、避けるべきだろう。

感染の恐れのないパートナーとのセックスであれば、個人の判断にゆだねられる。妊娠を望まないのであれば、着用すべき。妊活中であれば、子宮内で射精しなければならない。

覚えておくべきことは、「コンドームでコロナは防げない」である。

陰茎に防護カバーを取り付けても、感染したパートナーと顔が接近すればアウトだ、

コンドームは精液の放出を押しとどめてくれる。しかし、コロナウイルスは押しとどめてくれない。

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性器に触れてもOKか?

「パートナーの性器を舐めたい。しかし、コロナウイルスが心配である」

お互いの性器に触れつつ社会的距離を保つことはできない。また、オーラルセックスする仲になっている人たちは間違いなくキスするはずだ。

既に述べた通り、感染者の口内はCOVID-19ウイルスで汚染されている。

感染者とのキスはあり得ない。さらに、感染者が女性器を舐めれば、粘膜を通して感染することになるだろう。

男性も同様。陰茎を咥えてもらうことで、粘膜とコロナウイルスが出会い、感染する。

「手で触れるだけならOKか?」

OKではない。感染者と顔を近づける時点でアウトだし、ウイルスのついた手で陰茎や膣に触れれば、結果は火を見るより明らかである。

手コキ、手マン、オーラルセックスも感染リスクがあると理解してほしい。

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ひとりはイヤだ!

「セックスしないとパートナーとの関係を維持できない。ひとりはイヤだ」

今後、コロナウイルスと人類の関係がどうなるかは、ワクチン次第である。全てを無効にするワクチンが開発されれば、何も気にせず好きなだけパートナーとセックスを楽しめるようになるだろう。

しかし、少なくとも今は、ウイルスと共存することを想定し、「どうすれば良いセックスライフを送れるか」「楽しいプレイとはなにか」「感染予防対策を講じつつセックスする方法ためにはどうすればよいか」と塾講すべきだと思う。

プレイスタイルは人それぞれである。

自己隔離状態でもテレフォンセックスは楽しめるし、テレビ会議システムを使えば、パートナーが感じる様子を眺めつつ、自分で性器を愛撫することもできる。

顔を合わせることなくセクシーな時間を過ごす方法は他にもあるはずだ。

「セックスしないとパートナーに捨てられる」という方は、ライフスタイルを見直した方がよいかもしれない。

大切なことはコロナウイルスに感染しないこと、つまり命を守ることである。あなたのパートナーが「コロナなど知らない。セックスさせろ」と迫ってくるなら、ケツを蹴り上げ、「コロナと同棲しろ」と吐き捨てるべきである。

しかし、夫婦であればそうはいかない。お互い100%感染していないことを確認し、しっかりシャワーを浴びたうえで、セックスすればよいだろう。。

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HIV患者はコロナにかかりやすいのか?

テレンス・ヒギンズ・トラストのマイケル・ブレイディ博士は、「HIVを管理するための定期的な投薬を行っており、CD4数(感染に対抗する白血球数)が多く、血液中のHIV量が検出できない場合、コロナウイルスに感染するリスクはHIVに感染していない人と同じ」と述べた。

つまり、HIV患者は処方される薬を正しく服用し、社会的距離を確保したうえで、マスクなどのPPEを着用すればよい。

なお、HIV患者がコロナウイルスに感染した場合、重症化する可能性は否定できない。ただし、これはあらゆる基礎疾患に共通しており、「HIVだから」という訳ではない。

肺がんや心臓病を患った人でも、コロナは克服できる。その一方で、基礎疾患とは無縁のティーンエイジャーが亡くなったりするのだ。

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命を守る

あなたはパンデミックの真っただ中にいる。

コロナ禍の今、最高の性的パートナーは玩具や自分自身、そして100%感染していないと保証できるパートナー以外いない。

この中で最も安全なオプションは、マスターベーション、大人のおもちゃ、電話やテレビ会議システムセックスなどだろう。

100%感染していないと保証できるパートナーでも、服や手、足の爪の間、陰毛の奥にコロナウイルスが潜んでいるかもしれない。

感染を防ぎつつ性欲を満たしたいのであれば、ひとりで楽しむことも選択肢のひとつだと理解してほしい。

なお、「セックス中にマスクを着用する」「セックス中のキス禁止」「顔を一切合わせない」「アルコール消毒しながらセックスする」などの変態強制プレイであっても、感染者と身体を重ねれば恐らく感染する。

コロナウイルスは精液と大便からも検出されることが分かっているため、これらを口に含む、出てくる場所を舐めることは危険であり、マスクも意味をなさないだろう。

セックスを再開するのであれば、まずPCR検査を受け、感染予防対策を徹底し、コロナウイルスをシャットアウトしてほしい。

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