▽米国は今シーズン10回目となる寒波に見舞われ、ロッキー山脈北部とその周辺が特に大荒れの天気となっている。
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米国南部と東部の広い範囲で冬の嵐となり、記録的な大雨に見舞われたケンタッキー州で8人が死亡するなど、各地で被害が相次いだ。
ケンタッキー州のベシア(Andy Beshear)知事は16日、「週末の大雨で洪水が発生し、これまでに8人の死亡が確認され、数百人が救助された」と声明を出した。
AP通信によると、竜巻注意報が発令されたジョージア州で倒木により1人が死亡したという。
ベシア氏は声明の中で、「この暴風雨により、16日午前の時点で約3万9000戸が停電しており、地域によっては今後も暴風が吹き荒れ、停電エリアが拡大する可能性がある」と警告した。
北部地方では記録的な低温を記録。南部のジョージア州とフロリダ州の一部地域には竜巻注意報が発令された。
ケンタッキー州とテネシー州の一部では週末の暴風雨で150~200ミリの大雨となった。
国立気象局(NWS)は16日、大雨や暴風は週明けまで続くと警告。「すでに大雨となっている地域ではわずかな雨で河川が決壊したり、道路が冠水する恐れがある」と述べた。
ジョージア州アトランタでは16日早朝、大きな木が民家を直撃し、1人が死亡した。
ニューイングランドの一部とニューヨーク北部では大雪が予想されている。
NWSによると、米国は今シーズン10回目となる寒波に見舞われ、ロッキー山脈北部とその周辺が特に大荒れの天気となっている。