◎ベネズエラではこの1週間、全国23州のうち11州で豪雨による洪水が発生している。
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ベネズエラ当局は10日、北部と中部の広い範囲で大雨による洪水や土砂崩れが発生し、少なくとも22人が死亡、数十人が行方不明になっていると発表した。
首都カラカスの南西約90kmに位置するアラグア州郊外の町では9日に土砂崩れが発生。地元当局は22人の死亡を確認し、50人以上が行方不明と報告している。
政府報道官によると、この町では少なくとも5つの河川が越水したという。
政府は被災地に支援物資を送り、避難用シェルターも設置するとしている。
土砂崩れを目撃したという女性はAP通信の取材に対し、「山の中腹に建っていた家はほとんど流されたようだ」と語った。
政府の危機管理チームは公式ツイッターに声明を投稿。土砂崩れが発生した地域の住民は避難所や公共施設に避難するよう呼びかけている。
消防と警察も被災者に地滑りが発生した地域から退避し、行方不明者の捜索は二次災害につながる可能性があると警告している。
AP通信によると、救助隊はドローンや災害救助犬を使って行方不明者を捜索している。
アラグア州政府の報道官は10日、州内の21の区域で浸水被害が報告されたと発表した。
ベネズエラではこの1週間、全国23州のうち11州で豪雨による洪水が発生している。
マドゥロ(Nicolas Maduro)大統領は10日の声明で、治安部隊や救助チームを含む政府職員約2万人を被災地に派遣していると報告した。
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