8月13日から燃え始めた炎は、コロラド州史上最大の山火事に成長

ロッキー山脈地域調査センターによると、8月13日から燃え始めたキャメロンピーク火災は、コロラド州の歴史上最大の規模に達したという。

消防当局と米国森林局は、フォート・コリンズの西に位置する山火事はこれまでに20万エーカー(琵琶湖の1.2倍)を燃やし、18日午後の時点で約62%鎮圧したと発表した。

米国森林局:
「1,500人以上の消防士が様々なセクションで炎と戦っている」

「消防士と重機は火災の進行方向に先回りし、緊急時対応ラインを構築、構造物の保護に重点を置いた」

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2020年10月16日 ロイター通信/コロラド州、エステスパーク、キャメロンピーク火災の様子

消防当局は声明の中で、「現地の気象条件が改善し、炎の勢いを弱めた」と述べた。

17日の夕方、コロラド州では風速の低下に伴い湿度が上昇し、延焼の勢いを弱めたという。

消防当局は声明:
「消防署は天候の変化を細かくチェックしたうえで航空機を飛ばし、積極的な消火活動を行う」

米国森林局は、18日夜に雪が降り炎の勢いを弱めると予想した。ただし、風の勢いも同時に増すため、注意が必要だという。

現在、同州の消防士たちは各地で燃え広がっている小さな山火事に対処している。

当局によると、ボルダー郡北西部で延焼中のカルウッド火災の勢いが増し、1日で8,700エーカー以上を燃やしたという。

2020年10月17日 Getty Images/コロラド州、ボルダー郡の北西にあるバッキンガム公園近く、消火剤を散布する航空機

ボルダー郡保安官事務所のマイク・ワグナー氏は記者団に対し、「約250人の消防士がカルウッド火災の鎮火任務に当たっている」と述べた。

また同州東部エリアで発生した火災は約11,000エーカーを燃やし、なお延焼中だという。

コロラド州の火災は、西海岸とロッキー山脈地域全体に広がった大規模な山火事の一部である。

科学者や気象学者は気温の上昇、乾燥した空気、強風、そして気候変動が火災の主要因であり、炎の勢いを強めていると警告している。

先週、西部各州の山火事は延焼を続け、カリフォルニア州とコロラド州の一部地域で避難指示が出された。

カリフォルニア州森林防火局によると、2020年の同州の焼失面積は410万エーカーを超え、5,400以上の建造物が損傷したという。

・400万エーカ=16,187.44平方キロメートル
東京ドーム346,218個分
琵琶湖面積の24.15倍
東京都面積の7.4倍

コロラド州の火災は数千人を脅かす

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