トルコ政府がシリアに消防飛行機を派遣、山火事猛威

トルコ、ギリシャ、シリアは先週から山火事に見舞われ、対応に苦慮している。
2025年7月5日/トルコ、西部イズミルで発生した山火事(AP通信)

トルコ政府は5日、隣国シリアの山火事対応を支援するために消防飛行機を2機派遣したと明らかにした。

トルコ西部イズミルなどでも山火事が延焼中。消防が消火活動に当たっており、これまでに3人の死亡が確認されている。

大統領府の報道官はSNSへの声明で、「消防がイズミルで発生した10件の山火事の制御に成功した」と明らかにした。

また報道官は「イズミル郊外の山間部で作業に当たっていた林業作業員が亡くなった」と述べた。

当局によると、イズミルの火災のほとんどが送電線の不具合により発生したとみられる。

一方、シリアと国境を接するハタイ県では4日午後、住宅地に近い地区で発生した山火事が強風により急速に拡大した。

国営アナトリア通信によると、この山火事により、約920世帯が避難したという。

トルコ内務省は全国で発生した65件の火災に関連して44人の容疑者が逮捕されたと報告している。

トルコ、ギリシャ、シリアは先週から山火事に見舞われ、対応に苦慮している。トルコでは数万人が避難、約200棟の家屋が被害を受けた。

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