◎洪水は北部の山岳地帯で発生。民家、道路、橋が流され、数十人が行方不明になったとみられる。
2023年12月3日/タンザニア北部の集落(AP通信)

東アフリカ・タンザニアの北部で大雨による洪水と土砂崩れが発生し、少なくとも47人が死亡、85人が負傷した。地元当局が4日、明らかにした。

中央政府はこの地域に軍を派遣。洪水により身動きが取れなくなった市民数百人の救助作業を進めている。

地元メディアによると、洪水は北部の山岳地帯で発生。民家、道路、橋が流され、数十人が行方不明になったとみられる。

ドバイのCOP28に出席しているハッサン(Samia Suluhu Hassan)大統領はこの悲劇を受け、帰国を早めると発表した。

ハッサン氏はソーシャルメディアに投稿した声明で、「被災された家族に哀悼の意を表し、関係閣僚に総動員体制で救援に当たるよう命じた」と述べた。

ケニア、エチオピア、ソマリア、南スーダンを含む他の東アフリカ諸国でもこの1カ月半、大雨が続いている。

ケニアの死者は2日時点で136人、ソマリアは96人。エチオピアでは44人の死亡が確認されている。

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