◎フィリピン北部は2日前に台風23号の被害を受けたばかりだ。
2024年10月25日/フィリピン、ルソン島、冠水した道路(AP通信)

フィリピン北東部に14日、この3週間で5回目となる台風が襲来し、多くの市民が避難を余儀なくされた。死傷者の情報はない。

気象台によると、大型の台風25号(ウサギ)はルソン島北端のカガヤン州に暴風雨をもたらした。沿岸の町で風速50メートルを記録している。

国連は過去4回の台風で大きな被害を受けた農村部を支援するため、国際社会に対し、緊急の資金提供を呼びかけた。

25号は14日午後の時点で北西にゆっくりとした速度で進み、台湾南部に接近中だ。

さらに、太平洋で週末に発生した台風24号も週末にフィリピン北部を直撃する可能性が高い。

気象台はカガヤン州や近隣の7つの州、島々の沿岸部で3メートルを超える高潮が発生する可能性があると警告。すべての船舶に港にとどまるよう呼びかけた。

フィリピン北部は2日前に台風23号の被害を受けたばかりだ。当局によると、8万人以上が避難を余儀なくされ、各地で停電が続いている。送電鉄塔が倒れたという情報もなる。

過去2回の台風(20号と18号)は160人以上の死者を出し、何千もの家屋や農地に被害を与え、900万人以上に影響を与えた。

マルコス・ジュニア(Ferdinand Marcos Jr.)大統領は被災地への食料支援などに10億フィリピンペソ(約26億円)を投じたと報告している。

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