◎スペインでは先月から季節初めの暑さが続き、多くの地点で最高気温40度以上を記録している。
2022年6月16日/スペイン、北西部カスティーリャ・イ・レオン州郊外、消火活動に当たる消防士(Emilio Fraile/ドイツ通信社)

スペインの消防当局は17日、北西部カスティーリャ・イ・レオン州郊外の丘陵地で発生した山火事が燃え広がり、8つの村の住民650人以上が避難を余儀なくされたと報告した。

地元メディアによると、同州サモラ県の一部地域には避難指示が発令されたという。

サモラ県の自治体当局者は、「焼失面積は90㎢(東京ドーム1925個分)に達し、さらに燃え広がる可能性がある」と説明した。

スペインでは先月から季節初めの暑さが続き、多くの地点で最高気温40度以上を記録している。

地元メディアによると、中部トレド県、北西部アラゴン州サラゴサ県、カタルーニャ州リェイダ県でも小規模な山火事が発生したという。

リェイダ県の自治体当局者は16日、「これまでに20㎢が焼失し、強風が続けばさらに500㎢の範囲に燃え広がる可能性がある」とSNSに投稿した。「自治体の情報を確認し、炎が近づいている地域の住民は避難準備を進めてください...」

スペイン気象庁(AEMET)によると、この熱波は19日には和らぐ見込みだという。

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