◎ひょうを伴う暴風雨は30日午後に確認された。
ひょう(Getty Images)

スペイン当局は31日、カタルーニャ自治州郊外の町で巨大なひょうが降り、1歳半の女児が死亡したと発表した。

スペイン国営RTVEテレビによると、ひょうを伴う暴風雨は30日午後に確認されたという。この地域には当時、暴風注意報が出ていた。

地元警察の広報担当はRTVEの取材に対し、「女児は母親と一緒に屋内に避難する途中、ゴルフゴール大のひょうに打たれた」と説明した。

女児は医療機関に搬送されたものの、31日早朝に死亡した。死因は明らかにされていない。

RTVEによると、この暴風雨で20人以上が負傷し、医療機関で手当てを受けた。ひょうは多くの車や建物に被害を与えた。

ツイッターには▽直径11cmのひょうを見つけた▽爆弾のような雨▽車がボコボコになったなどのコメントが寄せられている。

RTVEはゴルフボール大のひょうが路上に降り注ぐ動画を公開した。

気象当局によると、カタルーニャ州の一部地域では31日にも暴風雨が予想されている。スペイン東部ではアフリカ北部から流れ込んだ熱波の影響で不安定な天気が続いている。

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