◎4300戸以上の住宅が浸水し、28の集落が孤立状態にある。
2023年8月12日/ロシア極東、プリモーリエ地方、冠水した道路を進むボート(TASS)

ロシア極東のプリモーリエ地方で大雨による洪水が発生し、2000人以上が避難を余儀なくされた。地元当局が13日、明らかにした。

今週初めに日本・九州の西部を通過し、朝鮮半島で熱帯低気圧に変わった台風6号はロシアにも大雨をもたらし、複数の集落が冠水したようだ。

国営メディアによると、プリモーリエ地方を含む極東の24~48時間雨量はこの時期の1カ月雨量の2~3倍に達する可能性があるという。

非常事態省はテレグラムに声明を投稿。「プリモーリエ地方で児童405人を含む2000人以上が高台などに避難した」と明らかにした。

それによると、4300戸以上の住宅が浸水し、28の集落が孤立状態にあるという。

地元当局は7つの地区で洪水が発生し、少なくとも3人が死亡したと報告している。(11日時点)

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