◎モロッコは1週間ほど前から猛暑に見舞われ、最高気温は連日40℃を超えている。
2022年7月15日/モロッコ北部、消防飛行機(Getty Images/AP通信)

モロッコの消防当局は15日、北部地域で発生した3つの山火事について、これまでに1人の死亡を確認し、付近の住民数百人が避難を余儀なくされたと報告した。

消防と軍は消防飛行機や消防ヘリなどを駆使して消火活動に当たっている。

地元メディアによると、火災が発生した地域はひどく乾燥し、ここ数日強風が続いているという。政府報道官は15日の記者会見で、「少なくとも1人の死亡を確認、数百人が避難を余儀なくされ、15㎢以上が焼失した」と語った。

北部ララシュ近郊の森林では2つ火災が発生し、1000世帯以上が避難を余儀なくされたが、炎は鎮火したと伝えられている。政府報道官によると、ララシュの被害状況は集約中で、多くの家屋が焼失したという。

他の北部地域でも山火事が報告され、消火活動が続いている。消防は炎が間近に迫っている森の木々をブルドーザーなどで倒し、消防飛行機やヘリで散水に当たっている。

モロッコは1週間ほど前から猛暑に見舞われ、最高気温は連日40℃を超えている。気象当局によると、北部地域で雨は期待できず、今後数日は強風が続く見込みだという。

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