◎マッターホルンを含む多くの氷河で融解が進み、何年も前に行方不明になった登山家、スキーヤー、冒険家などの遺体が次々に見つかっている。
スイスとイタリアの国境の山・マッターホルン(Getty Images)

スイスとイタリアの国境に位置する名峰マッターホルンの南東の氷河で見つかった遺体は37年前に行方不明になったドイツ人登山家のものであることがDNA鑑定で確認された。スイスの警察当局が27日、明らかにした。

それによると、この男性は当時38歳。1986年9月に行方不明となり、当時の捜索では発見されなかった。

スイス警察は先月、イタリア国境近くの氷河に男性の遺体があるという通報を受けた。警察と山岳救助隊は遺体を確認・収容し、身元確認を進めていた。

警察は男性の身元を確認したとしているが、氏名は公表していない。

マッターホルンを含む多くの氷河で融解が進み、何年も前に行方不明になった登山家、スキーヤー、冒険家などの遺体が次々に見つかっている。

スイスの気候学者や専門家によると、同国の氷河は近年、地球温暖化の影響で加速度的に融解しているという。

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