◎事故は南キブ州外の山岳地帯で24日に発生。河川の氾濫、地滑り、道路の崩落などにより4人が死亡、数百人が避難を余儀なくされた。
2023年12月25日/コンゴ民主共和国、南キブ州郊外の集落(AP通信)

コンゴ民主共和国東部・南キブ州で大雨による洪水や土砂崩れが発生し、少なくとも4人が死亡、20人が行方不明になっている。地元当局が25日、明らかにした。

それによると、事故は南キブ州外の山岳地帯で24日に発生。河川の氾濫、地滑り、道路の崩落などにより4人が死亡、数百人が避難を余儀なくされたという。

地元当局は住民少なくとも20人が行方不明になっているとして、中央政府に支援を要請した。

南キブ州知事室はフェイスブックに声明を投稿。「山岳地帯の集落で被害が拡大し、ボランティアがこれまでに4人の死亡を確認した」と書き込んだ。

南キブ州では今年5月にも大雨による洪水が発生。少なくとも438人が死亡し、5000人以上が行方不明になったと推定されている。

コンゴ東部では国際テロ組織アルカイダやイスラム国(ISIS)とつながりのある過激派など、120以上の武装勢力が活動している。

これらの地域では自然災害が発生しても救助活動はほとんど行われない。

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