◎ドミニカ当局は首都サントドミンゴでも揺れが感じられたと報告。負傷者は確認されていない。
2021年8月14日/ハイチ、西部レカイのカトリック教会(Getty Images/AFP通信)

中米ドミニカ共和国北西部のハイチ国境付近で10日、マグニチュード5.0の地震が発生した。

米地質調査所(USGS)によると、震源地は国境から10キロほど離れた町の近く。震源の深さは19キロ。

ドミニカ当局は首都サントドミンゴでも揺れが感じられたと報告。負傷者は確認されていない。

地元メディアは地震学者の話しとして、「今回の地震は今年発生したものの中で最も強いものだった」と伝えている。

震源地近くの自治体職員はX(旧ツイッター)に声明を投稿。「2つの学校で軽微な被害が報告された」と書き込んだ。

またこの職員は市内のスーパーマーケットの棚が崩れた写真を添付し、「関係機関と連携して市内の全ての学校と公共施設を点検している」と付け加えた。

ハイチ側で被害は確認されていないようだ。

両国の国境付近では、国境沿いを流れる河川のハイチ領側における運河建設をめぐり、ドミニカの国境警備隊とハイチの環境保護団体が衝突する事態となっている。

両国の北西部国境と周辺の島々はエンリキロ断層の上に位置する。

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