◎竜巻はアルバータ州エドモントンの南方約233kmの地点で1日の午後1時50分頃（現地時間）に発生した。
カナダ西部アルバータ州の近郊で竜巻が発生し、民家少なくとも12戸が被害を受けた。地元当局が2日に明らかにした。
気象台によると、竜巻はアルバータ州エドモントンの南方約233kmの地点で1日の午後1時50分頃（現地時間）に発生。周辺地域に竜巻警報を出した。
当局は対象地域の幹線道路沿いで大きな被害が出たと報告している。竜巻の直径は1～2kmと推定されている。
地元警察によると、2日未明の時点で死者は報告されておらず、竜巻警報はその後解除された。
カナダ放送協会（CBC）は関係者の話しとして、「竜巻は2つの集落の間を通過し、民家とみられる家屋少なくとも12戸が被害を受けた」と伝えている。そのうち数戸が全壊したものの、今のところ死者は確認されていないようだ。
消防は家屋5戸が全壊し、そのうち1戸から女性を救助したとしている。この女性にケガはなかった。
AP通信の取材に応じた男性は、「竜巻に巻き込まれた牛25頭と鶏20羽が死に、馬1頭が負傷したため、安楽死させた」と語った。
ソーシャルメディアで共有された動画にはこの竜巻を追いかける人々の姿が映っていた。ある観測者はツイッターに、「民家少なくとも2戸が竜巻に巻き込まれ、粉々になった」と書き込んでいる。
トルドー（Justin Trudeau）首相は2日、ツイッターに声明を投稿し、竜巻に巻き込まれた人々への支援を表明した。
