◎米国内におけるコロナの新規陽性者数は増加傾向にあるが、RSウイルス(急性呼吸器感染症)やインフルの症例数は減少しつつある。
2022年1月13日/米ニューヨーク州の小学校、マスクを着用する生徒(Tiffany Hagler-Geard/Bloomberg/Getty Images)

米国の多くの学校がマスク着用義務を再導入している。

コロナウイルスの変異株オミクロン株「XBB.1.5」は欧米諸国などで感染が報告され、置き換わりが進んでいるようだ。

ニュージャージー州とペンシルバニア州の一部地区は昨年末、呼吸器系の疾患を発症する生徒が急増したことを受け、生徒と職員にマスク着用を義務付けると発表した。

マサチューセッツ州とミシガン州もこれに続き、イリノイ州シカゴの学校は授業が始まる前に迅速検査を受けるよう生徒に求めている。

ボストンの公立校であるチェルシー学校は疾病予防管理センター(CDC)が定義するコロナ感染の「高リスク地点」に指定され、マスク着用義務化を再開した。

同校は公式ホームページに掲載した声明で、「チェルシー公立学校は1月9日からマスク着用を義務付けることになった」と述べている。「校舎内では飲食時以外は常にマスクを着用しなければなりません。またコロナ休みを終えて学校に戻った生徒および職員のマスク着用義務も継続します...」

ミシガン州のアナーバー公立学校は1月9日から20日まで着用を義務付けると発表した。

地元メディアによると、この決定は先月だけで少なくとも市内の5校が呼吸器系疾患(コロナ、インフル、風邪など)の感染拡大で休校を余儀なくされたことを反映しているようだ。

アナーバー校の教育長は声明で、「同校は1月9日から2週間、同行を訪れるすべての生徒、職員、関係者にマスク着用を義務づける」と述べている。

また教育長は予備のマスクを全校舎に配備するとした。

シカゴ公立学校は生徒と職員に対し、教室に入る前に家庭で迅速検査を行うよう求めた。

同行はホームページの中で、「学校の安全を守るため、学校に入る前に迅速検査を行ってください」と要請している。「もし陽性反応が出た場合は専用ホームページで陽性を報告し、保健当局のガイダンスに従ってください...」

CDCによると、コロナの新規陽性者数は増加傾向にあるが、RSウイルス(急性呼吸器感染症)やインフルの症例数は減少しつつあるという。

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