◎100万人のおよそ半分は2020年12月のワクチン接種開始以降に死亡した。
2022年5月15日/ニューヨーク州、ブルックリンのPCR検査所(Bebeto Matthews/AP通信)

ジョンズ・ホプキンズ大学と疾病予防管理センター(CDC)のまとめによると、米国のコロナウイルス累計死者は16日に100万人を超えた。

これは南北戦争と第二次世界大戦で死亡した米国人の数とほぼ同じである。

死者の75%が65歳以上で、女性より男性の方が多い。人種別で見ると白人が最も多く、黒人、ヒスパニック、ネイティブアメリカンは少ない。しかし、有色人種の死亡率は白人の約2倍である。

死者の多い地域はカリフォルニアやニューヨークなどの都市部。マスクやワクチンに否定的な地域は死亡率が高く、大きな代表を払うことになった。

最初の犠牲者を報告したのは2020年1月20日。そこからわずか2年半で100万人を超えた。しかし、専門家や国際機関によると、コロナの影響を直接または間接的に受け死亡した人の数はこれよりはるかに多いという。

CDCによると、全米の新規陽性は増加傾向にあり、直近2週間の平均は約8万6000人。死者は300人前後で推移している。今年初めのピーク時に比べるとはるかに少ないが、それでも毎日多くの市民が家族や友人を失っていることに変わりはない。

バイデン大統領は先週、連邦政府と関係機関に反旗を掲げるよう命じ、犠牲者に哀悼の意を表した。

100万人のおよそ半分は2020年12月のワクチン接種開始以降に死亡した。

米国民の3分の2は2回接種を終え、その半数近くが少なくとも1回ブースターを接種している。しかし、ワクチン需要は急落し、政府は反ワクチンプロパガンダや誤情報に悩まされている。

CDCによると、ワクチンを接種していない人の死亡リスクは接種済みの人より10倍高いという。

<米国のコロナウイルス推移>
・2020年1月20日:最初の陽性者(ワシントン州)

・2020年2月6日:最初の犠牲者(カリフォルニア州)

・2020年5月27日:累計死亡者 10万人

・2020年8月8日:累計陽性 500万人

・2020年9月22日:累計死亡者 20万人

・2020年10月2日:トランプ大統領コロナに感染

・2020年11月9日:累計陽性 1000万人

・2020年12月8日:累計陽性 1500万人

・2020年12月14日:累計死亡者 30万人

・2021年1月1日:累計陽性 2000万人

・2021年1月19日:累計死亡者 40万人

・2021年1月20日:バイデン大統領就任

・2021年1月22日:累計陽性 2500万人

・2021年2月2日:累計死亡者 50万人

・2021年3月24日:累計陽性 3000万人

・2021年6月15日:累計死亡者 60万人

・2021年8月1日:累計陽性 3500万人

・2021年9月7日:累計陽性 4000万人

・2021年10月1日:累計死亡者 70万人

・2021年12月1日:最初のオミクロン株検出

・2021年12月13日:累計陽性 5000万人

・2021年12月14日:累計死亡者 80万人

・2022年1月9日:累計陽性 6000万人

・2022年1月21日:累計陽性 7000万人

・2022年2月4日:累計死亡者 90万人

・2022年3月30日:累計陽性 8000万人

・2022年5月16日:累計死亡者 100万人

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