泉州市の検疫施設として使用されていたホテルが崩壊

 7日未明、中国泉州市のコロナウイルス検疫施設として使用されていた5階建てビルが崩壊した。中国国営メディアによると、70人のうち40人ががれきの中から発見されたという。現在もオレンジ色の防護服とマスクを装着した救助隊員たちが必死の救助活動を継続している。

 崩壊は現地時間19:30頃に発生した。中国国営メディアによると、ホテルは2018年にオープン、客室は80室、コロナウイルス患者と濃厚接触した人々を監視・隔離するために使用されていたという。

 同ホテルに身内が隔離されていたという女性は、ホテルや関係者に連絡するも一切つながらず、情報や続報はニュース以外では得られない状態、と嘆いている。なお、ホテル関係者の安否、そこに監視・隔離されていた人々の正確な数は全て不明。

 6日時点でのコロナウイルス世界感染者数は100,000人を突破した。死者は3,000人超、今もなお増え続けており、その大半は震源地と言われている湖北省が占める。感染を抑えるべくあらゆる手立てを講じている中国共産党、今回のホテル崩壊事案においてもコメントを発表するものと思われる。

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