◎10月1日からカナダ国内の旅客機を利用する個人はマスク着用を求められなくなる。
マスクを配る客室乗務員(Getty Images)

カナダ政府は26日、旅客機利用時のマスク着用義務を9月末で廃止すると発表した。

運輸省は声明で、「国民の大多数がコロナワクチンを摂取した結果である」と述べている。

10月1日からカナダ国内の旅客機を利用する個人はマスク着用を求められなくなる。

米メディアは先週、カナダ政府が入国者に義務付けていたコロナワクチン接種義務を廃止すると報じた。これも9月末に廃止される。

政府はプレスリリースで義務化の廃止理由を説明している。
▽カナダにおけるオミクロン株のピークがほぼ過ぎた。
▽ワクチン接種が順調に進んだ。
▽入院率と死亡率が低下した。
▽3回、4回目接種が進んでいる。
▽迅速検査キットと治療薬が全国に流通した。

カナダは米国と同様、入国者にワクチン接種を義務づけてきた。報道によると、米政府は当面、この規則を維持する見込みだという。

カナダへの入国を許可されたワクチン未接種の外国人は到着時の検査と14日間の検疫を義務付けられている。

トルドー(Justin Trudeau)首相は先週、入国者のワクチン義務を廃止する内閣府令に署名した。

また政府は、空港における無作為のPCR検査も9月末を持って終了する。さらに、入国者と陽性者の動きをチェックするスマートフォンアプリ「ArriveCAN」の入力も不要になる。

空港職員は入国者がArriveCANに登録したことを確認しなければならなかった。

クルーズ船の乗船前検査も廃止される。

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