東京オリンピックでの活躍が期待される日本人選手を紹介する。なお、個人的な主観で選んでいることをご理解いただきたい。2020年東京大会開幕までいよいよ200日を切った。日本代表選手は続々決まりつつあり、今なお激しい代表権争いが繰り広げられている。今回はアーチェリー他17競技の注目選手を紹介しよう。
※2020年3月25日、東京オリンピックおよびパラリンピックの1年延期が決定!
目次
1.アーチェリー
男子:武藤 弘樹
女子:杉本 智美
2.体操
男子:谷川 翔
女子:杉原 愛子
3.ボクシング
男子:岡澤 セオン
女子:入江 聖奈
4.カヌー
男子:足立 和也
女子:矢沢 亜季
5.馬術
男子:杉谷 泰造
女子:武田 麗子
6.フェンシング
男子:加納 虹輝
女子:青木 千佳
7.ホッケー
代表チーム(男女)
8.空手
男子:西村 拳
女子:山田 沙羅
9.ボート
男子:荒川 龍太
女子:山領夏実&上田佳奈子ペア
10.セーリング
男子:外薗 潤平
女子:高野 芹奈
11.射撃
男子:大山 重隆
女子:石原 奈央子
12.スケートボード
男子:堀米 雄斗
女子:四十住 さくら
13.スポーツクライミング
男子:楢崎 智亜
女子:野中 生萌
14.サーフィン
男子:五十嵐 カノア
女子:川合 美乃里
15.テコンドー
男子:本間 政丞
女子:岸田 留佳
16.トライアスロン
男子:古谷 純平
女子:佐藤 優香
17.ウエイトリフティング
男子:糸数 陽一
女子:三宅 宏実
アーチェリー(目次に戻る
『アーチェリー』の歴代メダリストは以下の通りである。
大会名 | 選手名 | 競技種別 | メダル |
1976 モントリオール | 道永 宏 | 個人 | 銀 |
2004 アテネ | 山本 博 | 個人 | 銀 |
2012 ロンドン | 古川 高晴 | 個人 | 銀 |
2012 ロンドン | 川中 香緒里 蟹江 美貴 早川 漣 | 団体 | 銅 |
アーチェリーは1900年パリ大会で初めて採用されたものの、1924年パリ大会以降は実姉を見送られていた。その後、1972年のミュンヘン大会で再び採用され、現在に至る。競技形態は多岐に渡るが、オリンピックの予選ラウンドでは「70mW/50mW」、決勝トーナメントでは「オリンピックラウンド」のルールにのっとり勝者を決める。国内競技人口は約12,000人、世界の競技人口は約500万。
【種目】
・個人(男子/女子)
・団体(男子/女子/ミックス)
武藤 弘樹
男子アーチェリーの『武藤 弘樹』は、W杯出場経験も持つ日本代表候補の一人だ。アーチェリーの選手は海外遠征の旅費などを自分で工面せねばならず、スポンサーがついていない大半の選手が必死に結果を出そうと努力しているという。アーチェリーは決して人気競技ではないものの、過去のオリンピックでは日本に貴重なメダルをもたらしており、東京大会での大活躍が期待される。
武藤などが臨んだ東京大会の代表1次選考会が2019年11月に実施され、武藤も2次選考に進むことが決定した。2次選考は2020年3月、最終選考が同年4月、そして、東京大会に出場する男女3名が決定する。全員頑張れと言いたいところだが、個人的には現役大学生の若さと勢いに期待したい。なお、同選手の趣味はアーチェリー、相棒は「弓」だという。日本のロビンフッドが2020年東京大会の切符をつかむことを願っている。
<まとめ>
◎趣味はアーチェリー。相棒は弓。
◎日本代表の最終選考は2020年4月。
選手名 | 武藤 弘樹(むとう ひろき) |
出場競技/種目 | アーチェリー |
オリンピック出場実績 | なし |
主な戦績 | 2018年W杯団体2位など |
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<TOKYO2020 アーチェリー 公式ホームページ>
杉本 智美
女子アーチェリーの日本代表候補を争っている『杉本 智美』は、世界選手権やW杯などで結果を残し続けてきた期待の選手だ。同競技を始めたのは高校からで、その後メキメキと頭角を現し、全国高校総体などに出場、結果を残した。2019年に開催されたW杯上海大会では銀メダル(個人)、W杯コロンビア大会でも個人で銅メダルを獲得しており、日本の女子アーチェリー界をけん引する選手と言っても過言ではないだろう。
前述の武藤と同じく、杉本も2019年11月の代表1次選考会に出場し、2次選考に進むことが決まっている。毎日10時間以上弓を射るという「練習の鬼」が、2020年も最高の結果を出すことに期待したい。なお、杉本の身長は163cmと決して大柄ではないものの、アーチェリーはバランスがかなり重視される競技であり、身体が大きすぎると不利になる可能性が高い。集中力と鍛錬で補うことは十分可能だと思うが、安定した体制/ポジションを作りやすい身体は大きなプラス要素と言えるだろう。
<まとめ>
◎毎日10時間弓を射る「練習の鬼」。
◎アーチェリーは小柄な体形が武器になる。
選手名 | 杉本 智美(すぎもと ともみ) |
出場競技/種目 | アーチェリー |
オリンピック出場実績 | なし |
主な戦績 | 2018年アジア大会混合金など |
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<ミキハウス スポーツクラブ 公式ホームページ>
体操(目次に戻る
『体操』の歴代メダリスト(抜粋)は以下の通りである。
大会名 | 選手名 | 競技種別 | メダル |
2004 アテネ | 富田 博之他 | 団体 | 金 |
2008 北京 | 内村 航平 | 個人総合 | 銀 |
2012 ロンドン | 内村 航平 | 個人総合 | 金 |
2016 リオ | 内村 航平 | 個人総合 | 金 |
体操は1996年アテネ大会(第1回大会)から実施されている。当初は男子だけだったものの、1928年アムステルダム大会で女子競技としても採用、その後細かいルールの改定等を経て、2000年シドニー大会からはトランポリンも新種目に加わった。
体操の日本男子は、同競技としてはオリンピック史上最多(個人/団体)97個のメダルを獲得しており、、まさに「日本のお家芸」と言えるだろう。国内競技人口は約120,000人、世界の競技人口は約2200万人。
【種目】
・団体(男子/女子)
・個人総合(男子/女子)
・種目別ゆか(男子/女子)
・種目別あん馬(男子)
・種目別段違い平行棒(女子)
・種目別つり輪(男子)
・種目別平均台(女子)
・種目別跳馬(男子/女子)
・種目別平行棒(男子)
・種目別鉄棒(男子)
谷川 翔
『谷川 翔』は「体操王国ニッポン」が誇る令和時代の新エースである。なお、実兄の「谷川 航」も体操選手であり、世界選手権等でメダルを複数獲得、2020年東京大会では兄弟同時出場、ダブル表彰台、ワンツーフィニッシュも期待されている。絶対エース「内村 航平」の系譜を受け継ぎ、体操王国ニッポンが再び世界を制するには、谷川兄弟の力が欠かせない。
2016年リオ大会、日本代表は団体で金、個人総合でも内村が金メダルを獲得している。2020年東京大会で団体を連覇すれば、1964年東京大会以来の快挙、体操王国ニッポンの復活を全世界に印象付けるだろう。2004年アテネ大会で日本中を感動させた「栄光への架け橋」を再現するのは谷川(弟)以外に考えられない。「栄光への橋を架(翔)ける」、これ以上にピッタリの名前はないだろう。なお、体操の代表選手が内定するのは2020年春の予定である。
<まとめ>
◎令和時代の新エース。
◎栄光への橋を架(翔)ける男になってほしい。
選手名 | 谷川 翔(たにがわ かける) |
出場競技/種目 | 体操 |
オリンピック出場実績 | なし |
主な戦績 | 2018、2019年全日本選手権個人総合優勝など |
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杉原 愛子
2020年東京大会では、体操女子日本代表にもメダル獲得の期待がかかる。1928年アムステルダム大会から始まった女子体操。女子日本代表のメダル獲得実績は、1964年東京大会の団体銅メダルのみである。世界の体操技術はヨーロッパやソビエト連邦(ロシア)が突出しており、苦しい戦いを強いられてきた。しかし、ここで紹介する『杉原 愛子』他女子日本代表は、2020年東京大会で素晴らしい結果を残してくれるはずだ。
2016年、高校一年生だった杉原はリオ大会に出場。女子団体4位という好成績を収める。団体での入賞は48年ぶりの快挙だった。その後も世界選手権等で好成績を残し、日本女子体操界を代表する選手に成長。現在は兵庫県の武庫川女子短期大学に通い、学業と競技を両立させている。
2020年東京大会でメダルを獲得すれば、54年前の大先輩(1964年東京大会の女子団体)に肩を並べるだけでなく、日本女子体操界の歴史を動かすことになる。なお、杉村の自慢の筋肉は「ハムストリングと臀筋(おしりの筋肉)」だ。
<まとめ>
◎日本女子体操界、54年ぶりのメダル獲得へ。
◎自慢の筋肉はハムストリングと臀筋(おしりの筋肉)。
選手名 | 杉原 愛子(すぎはら あいこ) |
出場競技/種目 | 体操 |
オリンピック出場実績 | 2016年リオ大会/団体総合4位 |
主な戦績 | 2015年アジア選手権個人総合優勝など |
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<東京2020オリンピック NHK 公式ホームページ>
ボクシング(目次に戻る
『ボクシング』の歴代メダリストは以下の通りである。
大会名 | 選手名 | 競技種別 | メダル |
1960 ローマ | 田辺 清 | フライ級 | 銅 |
1964 東京 | 桜井 孝雄 | バンタム級 | 金 |
2012 ロンドン | 清水 聡 | バンタム級 | 銅 |
2012 ロンドン | 村田 諒太 | ミドル級 | 金 |
ボクシングの歴史は古く、古代ギリシャから広まったとされる。拳を交える「拳闘」は命を懸けた戦いであり、その歴史は現代に受け継がれ、1904年セントルイス大会で初めてオリンピックに採用。2012年ロンドン大会で女子の開催が決まり、2016年リオ大会で「プロ」の参加が解禁、現在に至る。なお、オリンピックではプロ仕様(3分×12R)ではなく、「3分×3R」形式を採用している。国内競技人口はアマを含めると約5,500人、世界の競技人口は不明。プロ、アマ、非合法等を含めると5000万人以上と言われている。
【種目】
男子
・フライ級(48kg~52kg)
・フェザー級(52kg~57kg)
・ライト級(57kg~63kg)
・ウェルター級(63kg~69kg)
・ミドル級(69kg~75kg)
・ライトヘビー級(75kg~81kg)
・ヘビー級(81kg~91kg)
・スーパーヘビー級(91kg超)
【種目】
女子
・フライ級(48kg~51kg)
・フェザー級(54kg~57kg)
・ライト級(57kg~60kg)
・ウェルター級(64kg~69kg)
・ミドル級(69kg~75kg)
岡澤 セオン
日本のボクシング界を引っ張る「井上 尚弥」や「村田 諒太」などに続く逸材が2020年東京大会出場を虎視眈々と狙っている。鹿児島県スポーツ協会に所属する『岡澤 セオン』は、2019年4月に開催されたアジア選手権で準優勝という素晴らしい結果を残した。日本人選手としては36年ぶりの快挙だった。そして同年11月に開催された東京大会のテストイベント(男子5階級、女子3階級)では、日本選手唯一の優勝を飾った。
日本ボクシング界はメダリストを多数輩出してきた。現ミドル級世界王者の村田も、2012年ロンドン大会で金メダルを獲得、そこから一気に頂点まで駆け上がった。山形県出身、中央大学を卒業した岡澤は、縁あって鹿児島県のジムに所属。ボクシング日本代表に選ばれれば同県史上初、国際大会でしっかり結果を残しているため、いやが上にも期待は高まる。ちなみに岡澤の父親はガーナ人、2020年東京大会の目標は金メダル以外あり得ないこと。
<まとめ>
◎2020年東京大会はステップアップの舞台。目指すは世界チャンピオン。
◎岡澤は山形県から鹿児島県に身一つで来た旅人。
選手名 | 岡澤 セオン(おかざわ せおん) |
出場競技/種目 | ボクシング/ウェルター級 |
オリンピック出場実績 | なし |
主な戦績 | 2018年全日本選手権ウェルター級優勝 |
外部サイトへのリンク
<岡澤セオン ツイッター>
五輪内定!
— Sewon 岡澤セオン (@5678243) March 11, 2020
一度負けても諦めず戦い抜けたのは、間違いなく沢山の方々の応援のお陰です!本当に有難うございました。
もっと強くなります!
待ってろ東京五輪🔥 pic.twitter.com/XWJC9CrYBT
入江 聖奈
『入江 聖奈』は、2020年東京大会を目指す女子ボクシング界の若手ホープの一人だ。2019年に高校を卒業し日本体育大学に入学した。高校時代には全国女子ボクシング選手権のシニアフェザー級で優勝するなどの戦績を残しており、東京大会以降もさらなる飛躍が期待される。日本の女子ボクシング界からオリンピックのメダリストが誕生すれば史上初、近年の飛躍ぶり(世界チャンピオンを複数人輩出)を見ると、メダル獲得は時間の問題に思える。
2019年12月、東京オリンピック選考予選の出場権獲得を争う大会が開催された。入江は見事フェザー級を制し、2020年2月に行われるアジアオセアニア予選の出場権を獲得、そこで東京大会への出場枠を確保すれば、日本代表入りが確定する。
日本の女子ボクシング界が狙うのはオリンピックの金メダルであり、入江ら女子選手にはボクシング協会からの期待、そして自国開催という重圧がかかる。しかし、これまでの苦しい鍛錬と努力、そして地の利と日本国民からの熱い応援が加われば、必ず結果は出る。なお、入江は2020年東京大会後に成人式を迎えるという。
<まとめ>
◎女子ボクシングでメダルを獲得すれば史上初の快挙。
◎代表選考は2020年2月以降に確定。入江ら日本選手の活躍に期待。
選手名 | 入江 聖奈(いりえ せな) |
出場競技/種目 | ボクシング/フェザー級 |
オリンピック出場実績 | なし |
主な戦績 | 2018年全国女子ボクシング選手権シニアフェザー級優勝 |
外部サイトへのリンク
<入江聖奈 ツイッター>
試合内容はともかく、なんとか決勝行けました!
— 入江聖奈 (@seeenaaa09) March 10, 2020
まさか決勝まで行けると思ってなかったですが、ここまできたら大和魂で頑張ってきます🙇♀️ pic.twitter.com/87N4dJCCrP
カヌー(目次に戻る
『カヌー』の歴代メダリストは以下の通りである。
大会名 | 選手名 | 競技種別 | メダル |
2016 リオ | 羽根田 卓也 | スラローム カナディアンシングル | 銅 |
カヌースポーツがオリンピックに正式採用されたのは、1936年ベルリン大会からである。その後、1948年ロンドン大会で女子種目が、1972年ミュンヘン大会でスラロームが追加され現在に至る。種目は大きく分けると、ブレード(水かき)を片側だけで漕ぐカナディアン、両端で漕ぐカヤックの二つ。その中で距離、コース、シングル、ペア別などに細かく種目分けされている。国内競技人口はスラロームが約300人、スプリントが4,000人、世界の競技人口は約300万人。
【種目】
スラローム
・カヤック(シングル)(男子/女子)
・カナディアンシングル(男子/女子)
スプリント
・カヤックシングル 200m(男子/女子)
・カヤックシングル 1,000m(男子)
・カヤックシングル 500m(女子)
・カヤックペア 1,000m(男子)
・カヤックペア 500m(女子)
・カヤックファア 500m(男子/女子)
・カナディアンシングル 1,000m(男子)
・カナディアンシングル 200m(女子)
・カナディアンペア 1,000m(男子)
・カナディアンペア 500m(女子)
足立 和也
激流の中、決められたコースを突き進むカヌースラローム。同種目の日本代表に内定した『足立 和也』は、アジア大会、日本選手権複数回優勝などの実績を誇る。2019年10月に開催された国際大会で結果を残し、2020年東京大会の切符を獲得。あとは大会当日に向けての調整、鍛錬を行うのみである。なお、足立は外国人選手に追いつくことを優先し大学を中退。反骨精神あふれるブレード(水かき)さばきでメダル獲得を狙う。
日本選手の競技レベルは年々向上しており、2016年リオ大会で「羽根田 卓也」が史上初のメダルを獲得、自国開催となる東京大会ではさらなる飛躍が期待されている。足立は同種目では珍しい「日本製の艇」を使用しており、東京大会への想いは人一倍強い。
さらに大会組織委員会は、カヌースラロームを開催できる国内史上初の人口コール「カヌー・スラロームセンター」を新設、同種目への期待度の高さが窺える。なお、足立の座右の銘は「為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の 為さぬなりけり」である。その意は「努力すれば必ず達成できる。達成できないのは努力が足りないからだ!」
<まとめ>
◎カヌースラローム(カヤック)で日本代表内定済み。
◎反骨精神、ハングリー精神で目指せ金メダル。
選手名 | 足立 和也(あだち かずや) |
出場競技/種目 | カヌースラローム/カヤックシングル |
オリンピック出場実績 | なし |
主な戦績 | 2014年アジア大会優勝など |
外部サイトへのリンク
<足立和也後援会 フェイスブック>
矢沢 亜季
『矢沢 亜季』も前述の足立と同じく2020年東京大会への出場を既に決めている。2016年リオ大会にも出場しており、さらなる飛躍が期待される選手だ。これまでに日本選手権カヤックシングルを6度、カナディアンシングルは4度制し、2018年のアジア大会優勝、そして東京大会の選考レースでしっかり結果を残した。なお、同選手の兄「矢沢 一輝」もカヌー選手として2016年リオ大会に出場、善光寺大歓進の僧侶という肩書を持っている。
カヌースラロームのメダル(男女とも)はヨーロッパ選手の独占状態にある。競技人口が多く競争も激しいため、自ずと皆がレベルアップするのだろう。しかし、日本やアジア勢も確実に力をつけている。自国開催という大きなアドバンテージを活かし、メダルの奪取につなげてほしい。なお、矢沢の趣味は釣りとのこと。オフになると「釣りガール」に変身し、大物を釣り上げているようだ。2020年は「(めで)鯛」と一緒にメダルも釣り上げてほしい。
<まとめ>
◎カヌースラローム(カヤック)で日本代表内定済み。
◎釣りガール、2020年は鯛とメダルを釣り上げる。
選手名 | 矢沢 亜季(やざわ あき) |
出場競技/種目 | カヌースラローム/カヤックシングル |
オリンピック出場実績 | 2016年リオ大会 |
主な戦績 | 2018年アジア大会優勝など |
外部サイトへのリンク
<東京2020オリンピック NHK 公式ホームページ>
馬術(目次に戻る
『馬術』の歴代メダリストは以下の通りである。
大会名 | 選手名 | 競技種別 | メダル |
1932 ロサンゼルス | 西 竹一 | 障害飛越個人 | 金 |
馬術競技がオリンピックに採用されたのは1900年パリ大会である。騎手/選手は自分の愛馬に騎乗し、障害物の設置されたコースを走るスピード、跳躍の正確さなどを競う「障害馬術」、ステップなどの美しさを審査される「馬場馬術」、障害と馬場にクロスカントリーコースを組み合わせた「総合馬術」の3種目でメダルを争う。そして、オリンピック種目としては非常に珍しい「男女が一緒に競う競技」でもある。
日本のメダル獲得数は1932年ロサンゼルス大会の1つのみ。国内競技人口は約6,000人、世界の競技人口は2,000万人超。なお、競馬のジョッキーは数に含まれない。
【種目】
馬場馬術
・個人
・団体
総合馬術
・個人
・団体
障害馬術
・個人
・団体
杉谷 泰造
『杉谷 泰造』は、長きに渡って日本の馬術界を牽引してきたレジェンドある。オリンピックには1996年のアトランタ大会から6大会連続出場を果たし、世界選手権等でも実績を残してきた。そして2019年12月、タイで開催されたアジア選手権で愛馬の「ヒロイン・デ・ミューズ号」に騎乗し個人優勝、2020年東京大会への準備は整いつつある。なお代表選手の発表はまだだが、ほぼ当確で間違いないだろう。
日本の馬術競技のメダル獲得実績は戦前にまでさかのぼる。軍人だった「西 竹一」が金メダルを獲得して以降、日本人のメダリストは誕生していない。当然ながら、馬術は人間だけでは成立しない競技だ。騎手の騎乗テクニックはもちろん、馬との信頼関係、コンディションなどが成績に直結する。
2020年東京大会、杉谷には自国開催という大きなアドバンテージがある。愛馬のヒロイン・デ・ミューズ号にメダルをかけてあげれば、二人の友情(愛情?)はさらに深まるだろう。なお、同馬の好きな食べ物はニンジン、杉谷の好物はお好み焼きである。
<まとめ>
◎夏季オリンピック6度出場は日本人史上最多。7度目の東京大会はメダル獲得に期待。
◎愛馬ヒロイン・デ・ミューズ号とのチームワークで最高の結果を目指す。
選手名 | 杉谷 泰造(すぎたに たいぞう) |
出場競技/種目 | 馬術 |
オリンピック出場実績 | 1996年アトランタ大会 2000年シドニー大会 2004年アテネ大会 2008年北京大会 2012年ロンドン大会 2016年リオ大会 |
主な戦績 | 1994年世界選手権出場など |
外部サイトへのリンク
<杉谷乗馬クラブ 公式ホームページ>
武田 麗子
前述の項で紹介した杉谷が代表を務める「杉谷乗馬クラブ」に所属する『武田 麗子』も、2020年東京大会馬術日本代表の有力候補である。オリンピックには2012年ロンドン大会、2016年リオ大会に2大会連続出場、アジア選手権などでの実績も十分で、女子選手の中では代表最有力候補といえるだろう。なお、2017年に結婚した夫の「大岩 義明」も馬術の選手で、オリンピ