福岡県のおすすめ観光スポット2020年最新版(PART4)を紹介する。なお、個人的な主観で選んでいることをご理解いただきたい。

同県南部エリアは、「博多駅」および「福岡空港」から離れているため、観光客に避けられがちなエリアと言えるだろう。しかし、車/レンタカーであれば1時間ちょっとでアクセス可能。また、大混雑する観光スポットも少ない。ただし、「魅力がないから混雑しない」のではなく、交通利便性が福岡市周辺に比べると良くないから人が集まりにくい”だけ”なのである。すなわち、魅力的な”観光スポットがない”わけではない。

今回は筑後市他4市2郡、計13カ所の観光スポットを紹介する。なお、「コロナウイルス」の感染拡大により、閉鎖を余儀なくされている施設も多いので、「緊急事態宣言およびその他の規制解除後」に足を運んでほしい。

目次

 1.筑後市
   ・筑後市郷土資料館
   ・六所宮
 2.八女郡
   ・銅鏡作り体験
 3.大川市
   ・若津港導流堤
   ・大川の家具
 4.小郡市
   ・九州歴史資料館
   ・花立山穴観音古墳
 5.うきは市
   ・浮羽稲荷神社
   ・くど造り民家平川家
 6.三井郡
   ・大刀洗平和記念館
 7.久留米市
   ・久留米ラーメン&餃子
   ・東郷記念館
   ・文化街

まとめ

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自治体筑後市
(Tikugo city)
市庁舎所在地〒833-8601
福岡県筑後市大字山ノ井898
総人口48,792人
代表的な名産/特産品
いぐさ
水田焼
平成31年度当初予算346億円

福岡県南部、筑後平野の中央部に位置する『筑後市』は、同県を代表する農業の町である。果物類や茶の生産などに力を入れ、「」と「いぐさ」で”農林水産天皇杯”、大人気ブランド「八女(やめ)茶」では”農林水産大臣賞”を受賞したこともなる。

近年ニュータウン開発が各地で進められており、人口はジワジワと増加中。また、市中心部に建設された「九州新幹線 築後船小屋(ちくごふなごや)駅」の運開により、都心部への交通利便性が大きく向上し、企業や工場の進出にもつながったという。

同市は「移住者の多い町/過ごしやすい町」として人気を集めており、その中でも新婚夫婦(子持ち含む)の移住率が特に高いという。理由は、住宅地でありながらも自然に恵まれていること(田畑が多い)。そして、子供の健やかな成長に欠かせない「治安の良さと安全」が確立されているためである。

筑後市

筑後市郷土資料館

筑後市の歴史、伝統、工芸品のことを知りたい方は、迷わず『筑後市郷土資料館』に足を運んでほしい。また、これから観光を行うという方も同様である。同市の情報を観光前にインプットしておけば、現地を訪れた際の感動も増すはずだ。知識を得ると同時に観光も楽しめる、これぞ”一石二鳥”である。

同館へのアクセスは車/レンタカーもしくは電車(タクシー)を利用しよう。「鹿児島本線 羽犬塚(はいぬづか)駅」周辺から約5分、県道703号線を南進、ナビと標識に従い、目的地を目指す。なお、同館の隣にある「水田天満宮」は筑後市を代表する人気観光スポットのひとつ。同館への道も混雑する可能性が高いので、注意しよう。

同館には、筑後市の郷土の歴史を物語る貴重な品々が展示されている。市内の古墳から発掘された石器時代の埴輪や土器、飛鳥時代の銅鏡や磁気は大陸から輸入された物とされ、九州と中国の交易の歴史を知ることができる。また、歴史ファンを唸らせる平安時代以降の展示品もぜひチェックしてほしい。

さらに、同県を代表する伝統工芸品「久留米絣(くるめがすり)」「手すき和紙」のあらまし、数百年前に製造された保存状態の良い品なども多数公開されている。久留米絣の購入を考えている方は要チェックだ。なお、昔は着物や帯が主力商品だったが、現在はカバン、ネクタイ、ハンカチ、布マスクなど、購入しやすい雑貨系アイテムが人気を集めている。

筑後市の郷土の歴史を学習した後は、隣接の水田天満宮にも足を運んでみよう。同神社の主祭神は「太宰府天満宮」と同じく、平安時代のスーパースター「菅原道真(すがわらのみちざね)」である。また、境内には恋愛成就の神「恋命(こいのみこと)」を祀る「恋木(こいのき)神社」と、戦没者を祀る「靖国神社」が併設されている。なお、東京都千代田区にある”あの靖国神社”とは関係ない(分社でもない)のであしからず。

カップルの皆さんは恋木神社で”LOVEパワー”を注入。倦怠期もしくはセックスレスに陥ったご夫婦も同様である。恋命様に祈りを捧げれば、問題の解決(?)につながるかもしれないぞ。なお、男だけの観光もしくは旅行であれば、靖国神社で戦没者に祈りを捧げなさい。

まとめ
筑後市郷土資料館には、同地の歴史を物語る貴重な品々が展示されている

久留米絣に興味のある方は、ネット通販もしくは同県のお土産物店をチェックしてほしい

観光スポット筑後市郷土資料館
(ちくごしきょうどしりょうかん)
所在地〒833-0027
福岡県筑後市大字水田17-2
地図
※クリックでGoogle map起動
①博多駅→筑後市郷土資料館
②福岡空港→筑後市郷土資料館
①アクセス空港通り、国号3号線、福岡都市高速環状線C、九州自動車道を経由、八女ICで出る(約45分)

県道793号線、県道703号線を経由、目的地まで進む(約11分)

到着
②アクセス福岡都市高速環状線C、九州自動車道を経由、八女ICで出る(約40分)

県道793号線、県道703号線を経由、目的地まで進む(約11分)

到着

外部サイトへのリンク
筑後市郷土資料館 公式ホームページ

六所宮

仕事や商いの関係で筑後市を訪れる方におすすめしたいのが、『六所宮(ろくしょぐう)』の「恵比寿神社」である。七福神を構成する神様「エビスさま」を知らない方はいないはず。関西では”えべっさん”と呼ばれ、十日戎の定番BGM(?)「商売繁盛笹もってこい♪今年も1年たのんまっせ♪」は、一度聴いたら耳から中々離れない。

西日本は”年明けから十日後”にエビスさまを祀る。一方の関東地方は、二十日後に祀る「廿日(はつか)戎」が一般的(十日戎の地域もある)。ちなみに、定番BGMはやはり「商売繁盛笹もってこい♪」である。前置きはこれぐらいにしよう。六所宮へのアクセスは車/レンタカーもしくは電車を利用する。

鹿児島本線 羽犬塚駅」から徒歩約10分、六所宮と書かれた看板や標識があちこちに設置されているので、道に迷うことはないはずだ。住宅街を進み、境内入り口の鳥居でエビスさまに一礼したのち、入場しよう。

同神社のエビスさまをおすすめした理由は、日本で最も歴史のある「恵比寿神像(えびすしんぞう)」が祀られているためである。それが造られたのは何と約650年前。さらに、同神社のエビスさまはなぜか「釣り竿と鯛」を持っていない。「随分とやる気のないえびっさんですね?調子に乗ると神罰が下りますよ」と怒りたくなるが、これにはちゃんと理由がある。

同神社の”えびっさん”は男性と女性を従えている。しかし、”えびっさん”であることは間違いない。答えは「商売繁盛笹もってこい!男は女に竿(男根)出して(入れて)こい♪女は男の竿(男根)咥えてこい♪」である。つまり、同神社の”えべっさん”は、商売繁盛だけでなく、夫婦円満・妊娠・安産にも良い影響を与える、と言い伝えられているのだ。

「下ネタですか?私は好きですよ」という女性は、同じく六所宮の境内にある「粟島(あわしま)神社」も必ずチェックしてほしい。同神社にある「ミニ鳥居(縦横40cm程度)」を潜り抜けると、女性特有の病(子宮がん、子宮内膜症など)に効く(防ぐ)と言い伝えられている。なお、通過姿勢は「ほふく前進」一択、途中でつっかえる、身動きが取れなくなると、大変恥ずかしい思いをするので、注意したい。

まとめ
六所宮、恵比寿神社のえべっさんは、商売繁盛だけでなく、夫婦円満・妊娠・安産にも良い影響を与える

商売繁盛笹もってこい♪男は女に竿だしてこい♪女は男の竿咥えてこい♪である

観光スポット六所宮
(ろくしょぐう)
所在地〒833-0003
福岡県筑後市大字羽犬塚652-2
地図
※クリックでGoogle map起動
①博多駅→六所宮
②福岡空港→六所宮
①アクセス空港通り、国号3号線、福岡都市高速環状線C、九州自動車道を経由、八女ICで出る(約45分)

国道442号線、けやき通りを経由、目的地まで進む(約7分)

到着
②アクセス福岡都市高速環状線C、九州自動車道を経由、八女ICで出る(約40分)

国道442号線、けやき通りを経由、目的地まで進む(約7分)

到着

外部サイトへのリンク
ちくご観光案内所 公式ホームページ

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自治体八女郡
(Yame county)
市庁舎所在地〒834-0115
福岡県八女郡広川町大字新代1804-1
総人口19,898人
代表的な名産/特産品八女茶
久留米絣
八女すだれ
平成31年度当初予算82億円

同県南部に位置する『八女(やめ)郡』は、大人気ブランド茶、「八女茶」の一大生産地。郡の西部、繁華街エリアに人口が集中している。一方、古き良き日本の原風景を残した東部山間部エリアでは、過疎化が深刻な問題となっているものの、西部エリアの住宅地開発、企業誘致、それに伴う人口流入に伴い、郡全体の人口はジワジワ増加している。

同郡は「平成の大合併(2005年)」において、久留米市との合併を望んだが、諸事情により断念。八女市と合併する案は却下し、単独町政を維持することとなった。

郡内に鉄道はない。そのため、観光/旅行で訪れる際は、車/レンタカーを準備したい。なお、西部エリアを縦断する「九州自動車道」を利用すれば、他のエリアからもアクセスしやすい。

代表的な名産/特産品は八女茶、「久留米絣(くるめがすり)」など。「絣(かすり)」とは、かすった(こすった)ような模様が特徴の”織物技法”である。久留米絣は「日本三大絣」に選ばれるほど高く評価されている。

八女郡

銅鏡作り体験

銅鏡(どうきょう)」とは、大陸から伝わったとされる青銅製の鏡である。九州と中国・朝鮮の交易は古墳時代、もしくはそれ以前から行われていたと推測されているが、明確な開始時期、それを行っていた者(国)の詳細は分かっていない。なお、邪馬台国の女王「卑弥呼」も交易に大きく関わっていたとされる。

ここで紹介する『銅鏡作り体験』は、八女(やめ)郡の「広川町古墳公園・資料館」で行われている体験型イベントである。毎週火曜日および第三月曜日限定開催、銅鏡を作れる非常に貴重な機会なので、ぜひチャレンジしてほしい。ただし、同資料館および古墳本体も一見の価値アリである。日程が調整できずともぜひ足を運んでほしいと思う。なお、観光シーズンになるとかなり混雑するので、早めの予約した方が良い。

九州自動車道 広川IC」降り口から約5分、同館専用駐車場に車を止め、施設見学を(入館料無料)開始しよう。まずは「石人山(せきじんさん)古墳」と「弘化谷(こうかだに)古墳」で発見された貴重な展示品を鑑賞してほしい。両古墳は5世紀から6世紀頃に築造されたと考えられている。なお、埋葬された者は、発掘された石像や埴輪などから推察した結果、当時の有力な豪商だった可能性が高いという。

土器、勾玉、埴輪などの見学を満喫した後は、スタッフの指示に従い、銅鏡作りを楽しもう。ミニチュアだが、形を整え文様を描き、表面を磨く作業工程は、日本や大陸の書物を参考に確立された貴重な技術である。かなり本格的なので、手先の器用な方はイベントを楽しみつつ、自分だけの銅鏡を作ってほしい。

手作り銅鏡をGETした方は、同館南、同じ敷地内にある石人山古墳へ向かおう。全長約107m,高さ約12mのこんもりとした小山および頂上に続く道はしっかり整備されている。途中、発掘された品々の詳細を記した案内板が設置されているので、チェックしつつ古墳の頂上へ。

雄大な自然と景色を楽しむと同時に、八女郡の歴史と古墳時代の息吹を感じることができるはず。時間に余裕のある方は、同古墳の東側にある弘化谷古墳もチェックしたい。最後に、同園はかなり広いので、歩きやすい靴を準備しておくと良いだろう。

まとめ
銅鏡作り体験は、毎週火曜および第三月曜のみ開催。完全予約制である

石人山古墳と弘化谷古墳を散策すれば、八女郡の歴史と古墳時代の息吹を感じることができるだろう

観光スポット銅鏡作り体験
(どうきょうつくりたいけん)
所在地〒834-0122
福岡県八女郡広川町大字一條1436-2
地図
※クリックでGoogle map起動
①博多駅→広川町古墳公園資料館
②福岡空港→広川町古墳公園資料館
①アクセス空港通り、国号3号線、福岡都市高速環状線C、九州自動車道を経由、広川ICで出る(約41分)

県道84号線を目的地まで進む(約6分)

到着
②アクセス福岡都市高速環状線C、九州自動車道を経由、広川ICで出る(約36分)

県道84号線を目的地まで進む(約6分)

到着

外部サイトへのリンク
福岡県観光情報公式サイト

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自治体大川市
(Ookawa city)
市庁舎所在地〒831-8601
福岡県大川市大字酒見256-1
総人口32,973人
代表的な名産/特産品家具
えつ
うなぎ
平成31年度当初予算300億円

大川市』は、九州を代表する家具生産地である。「㈱大川家具」と「㈱関家具」は同市から誕生したブランドであり、大量生産される大手家具メーカーの家具に対抗すべく、”高い品質”を売りにしている。

一級河川「筑後川」が同市西部を貫く形で流れており、地域は3エリアに分断されている。南西部の「大字大野島(おおじおおのしま)エリア」、北西部「大字道海島(おおじどうかい)エリア」、そして「筑後平野エリア」、各エリア間には橋が架橋され、車もしくは徒歩で行き来可能。

代表的な名産/特産品は家具、「えつ」「うなぎ」など。えつ料理とうなぎ料理を提供する店が市内各地にある。なお、市内一帯で開発(ニュータウン建設など)が進んでいるものの、鉄道はない。訪れる際は車/レンタカーを準備しよう。

大川市

若津港導流堤

有明海」が佐賀県、長崎県および熊本県の沿岸地域に潤いと海の幸をもたらしていることは多くの方が知っているはず。しかし、福岡県との関りについてはあまり知られてない。なお、九州最大の河川「筑後川」の行き着く先、終着点は有明海である。

江戸時代以降、そこを行き来する交易船は九州と日本の経済を支える重要な役目を担っていた。しかし、有明海は日本一干満差の大きい海であり、そこにつながる筑後川も潮の満ち引きの影響を大いに受けた。水位が下がると船は航行できない。さらに、航行途中で水位が下がり、船底が川底に接触する事故も頻発した。

ここで紹介する『若津港導流堤(わかつこうどうりゅうてい)』は、筑後川の水位(干満)問題を解決するべく、1883年から7年もの年月をかけて建設された堤防、設計者のオランダ技師「ヨハニス・デ・レーケ」の名をとり、「デ・レーケ導流堤」とも呼ばれている。

現地へのアクセスは車/レンタカーを利用しよう。大川市南西部、「新田(しんでん)大橋」付近まで移動、県道18号線沿いの「アスタラビスタ大川店」の駐車場に車を止める。そこから県道18号線の「歩道を西進」し、橋の中央部へ。筑後川の"中"に立つ街路灯のような支持物が見えたらゴールである。

全長約6.5kmの若津港導流堤は、筑後川の中央付近、河川内に建設された。そして、それが姿を現すのは潮が引き始めた時である。この堤防が建設されたことによって、潮が引く際の水の流れが格段に速くなり、川底に堆積する土砂は有明海に押し流された。結果、干潮時でも一定の水位(水深)を維持できるようになり、交易船のスムーズな航行を可能にしたのだ。

現在、大型船が筑後川を航行することはない。しかし、同堤防は与えられた役目を全うすべく、今も当時の姿をそのまま残し、干潮になると水面から姿を現す。九州と日本の貿易産業を支えた陰の功労者は、大川市を代表する歴史観光スポットのひとつである。なお、同堤防は、川底の汚れや栄養分を循環させる役目も担っている。その結果、筑後川は天然物の「うなぎ」や「えつ」の獲れる素晴らしい環境・水質を維持できているのだ。

まとめ
若津港導流堤、通称デ・レーケ導流堤は、筑後川の水が引くと姿を現す歴史観光スポット

同堤防は、九州と日本の貿易産業を支えた陰の功労者である

観光スポット若津港導流堤
(わかつこうどうりゅうてい)
所在地〒831-0043
福岡県大川市県道18 号線
地図
※クリックでGoogle map起動
①博多駅→新田大橋
②福岡空港→新田大橋
①アクセス空港通り、国号3号線、福岡都市高速環状線C、九州自動車道、長崎自動車道を経由、東脊振ICで出る(約39分)

国道385号線、県道47号線、県道18号線を経由、目的地まで進む(約34分)

到着
②アクセス福岡都市高速環状線C、九州自動車道、長崎自動車道を経由、東脊振ICで出る(約34分)

国道385号線、県道47号線、県道18号線を経由、目的地まで進む(約34分)

到着

外部サイトへのリンク
大川観光協会 公式ホームページ

大川の家具

室町時代、筑前国(福岡県)の「榎津久米之介(えのきづくめのすけ」は、船大工たちの技術を活かし、日本初となる「国産家具」を作らせたと言われている。当時、筑後川の河口付近(大川市)は木材の一大集積地であり、それを上流部に輸送、販売し、町は大いに栄えたという。

大川市の歴史は、『大川の家具』の歴史と言っても過言ではない。家具が町を育て、豊かにしたのである。船大工の技術に注目した米之介は、職人を募集し、製造拠点を設立。江戸時代になると、筑後川が交易ルートとして確立され、九州の各藩(県)に輸送。規模はさらに拡大し、京都、大阪などの家具生産者と切磋琢磨しつつ、さらに実力を磨いた。

明治時代になると、九州各県を結ぶ”日本国有鉄道”が整備され、大川市で作られた家具は内陸の小都市にまで浸透した。戸棚、箪笥(たんす)、椅子、洋風机などが人気を博し、大川の家具は西日本を代表するブランド家具として認識されるようなった。

現在、大川市内には大小様々な家具店や工房が軒を連ねており、最も知名度の高い「㈱大川家具」「㈱関家具」が同市の家具業界を引っ張っている。前置きが少し長くなった。同市を訪れた際は、ぜひ『大川デザインミュージアム』に足を運んでほしい。

同ミュージアムは、㈱関家具が運営する”博物館兼アウトレット家具販売店”である。同社で製造した家具はもちろん、同市内で活動する職人たちの作品や、海外の一流品家具などがアウトレット価格で購入できると同時に、大川と家具の歴史を分かりやすく展示したミュージアムも見学できるのだ。

今回はあくまで観光目的だが、どうしても気になるアイテムがあれば、購入を検討しても良いだろう。もちろん、ミュージアム見学(無料)のみで済ませても全く問題ない。また、気軽に購入できる雑貨類家具も豊富に取り揃えている。輸入物に比べると多少値は張るが、日本の超一流生産者が作った品は、やはり安心感が段違いなので、木製携帯カバーやマグカップ、容器などに興味のある方はぜひチェックしてほしい。

まとめ
大川市の歴史は家具の歴史。家具の製造、輸出が始まり、同市は大きく反映した

大川デザインミュージアムは、同市と家具の歴史を分かりやすく展示し、かつ家具のアウトレット販売も行っている

観光スポット大川の家具
(おおかわのかぐ
所在地〒831-0033
福岡県大川市大字幡保172-3
地図
※クリックでGoogle map起動
①博多駅→大川デザインミュージアム
②福岡空港→大川デザインミュージアム
①アクセス空港通り、国号3号線、福岡都市高速環状線C、九州自動車道を経由、八女ICで出る(約45分)

国道442号線、県道765号線を経由、目的地まで進む(約28分)

到着
②アクセス福岡都市高速環状線C、九州自動車道を経由、八女ICで出る(約40分)

国道442号線、県道765号線を経由、目的地まで進む(約28分)

到着

外部サイトへのリンク
関家具 公式ホームページ

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自治体小郡市
(Ogo-ri city)
市庁舎所在地〒838-0198
福岡県小郡市小郡255-1
総人口58,508人
代表的な名産/特産品地酒
鴨料理
イチゴ
平成31年度当初予算360億円

佐賀県鳥栖市との県境に位置する『小郡市(おごおりし)』は、交通アクセスに優れたベッドタウンである。また、福岡県南部の中心自治体「久留米市」へも近く、市内を走る鉄道、道路網も充実しているため、人口は高度経済成長期から2倍以上に増加した。

同市は「福岡市」と「佐賀市」の中間地点に位置しており、交通利便性の良さから、両市に職場を持つサラリーマン家庭の移住も目立つ。車(高速道路)だけでなく、鉄道でのアクセスも可能なため、ニュータウン開発が進み、人口増加につながったのだろう。

同市は工業と農業の町である。人口増、開発に伴う企業や工場の進出は今も続く。農業分野では、同県を代表する「イチゴ(あまおう)」の生産に力を入れており、農家に転向する(したい)若者への支援も厚い。同市に移住する者たちは、交通利便性の良さだけでなく、豊かな自然にも注目し、そこで生活を営みたいと考えているのだろう。

小郡市

九州歴史資料館

九州歴史資料館』は、小郡市北部にある「三沢遺跡」横に”移設”された歴史系観光スポットである。2010年、同館(旧館)は施設の老朽化に伴い、太宰府市から同市に移設。それに伴い、古墳等で発見された古代九州の貴重な品も移管された。

現地へのアクセスは、車/レンタカーもしくは電車を利用しよう。「天神大牟田線 三国が丘駅」jから徒歩10分、標識が設置されているので、それを頼りに住宅街横の町道を西進すると、立派な二階建ての建造物が見えてくる。

同館は4つの展示室で構成されており、ほぼ連日、何かしらの展示会を開催している。なお、令和元年以降、「太宰府天満宮」関連の展示品を見に訪れる観光客が多いようだ。ご存じの通り、大宰府政庁の長官を務めた「大伴家持(おおとものいえもち)」は、「令・和」という文字を記した「万葉集」を編者したひとりとされる重要人物である。

大宰府政庁(天満宮)と万葉集の歴史を知った”にわか”歴史ファンは、それで福岡県の全てを理解したと満足しがちである。しかし、同県の歴史の”真髄”は平安時代以前にあるのだ。同館に展示されている飛鳥、古墳、そして弥生時代の貴重な品を鑑賞し知見を深めることで、初めて古代九州、福岡の歴史を語る(?)ことができるのである。

同館では、平安時代、太宰府天満宮、万葉集の知識は全て頭から排除し、「邪馬台国」と「卑弥呼」に関連する展示品を鑑賞しよう。九州と卑弥呼の関係を示す古墳や遺構の詳細は割愛するが、私は福岡県に邪馬台国があったと勝手に思っている。残念ながら、それを証明する証拠はない。しかし、九州以外の他県にあった、という明確な証拠もない。

卑弥呼と邪馬台国の謎は、同県の歴史を語るうえで欠かせない重要なエッセンスである。そして、同館にはそれに関連する貴重な品が展示されている。「オレは過去を振り返らない。大切なのはフューチャー、前に進むだけだ」とカッコつけたがる御仁、「卑弥呼はエイリアンですよ、おバカさん」という宇宙マニアも、ぜひ同館に足を運び、素晴らしい展示品の数々を鑑賞してほしい。最後に、同館の入館料は大人210円、高大生150円、以下無料である。

まとめ
九州歴史資料館では、平安、飛鳥、古墳、弥生時代などの貴重な展示品を鑑賞できる
太宰府天満宮と万葉集の歴史を知っただけで満足してはいけない。同県の真髄は、それ以前の時代にあるのだ

観光スポット九州歴史資料館
(きゅうしゅうれきししりょうかん)
所在地〒838-0106
福岡県小郡市三沢5208-3
地図
※クリックでGoogle map起動
①博多駅→九州歴史資料館
②福岡空港→九州歴史資料館
①アクセス国道385号線、福岡南バイパス、国道3号線を経由、目的地まで進む(約45分)

到着
②アクセス県道45号線、福岡南バイパス、国道3号線を経由、目的地まで進む(約37分)

到着

外部サイトへのリンク
九州歴史資料館 公式ホームページ

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2019秋の家族旅行①一日目博物館横 夏の関東は父の古傷手術で流れたので、奇跡的に全員土日連休となった今回福岡ドライブ一泊決行! 第一の目的は九国博の修復展。でもどうせならと他も回ります~歴博に、更紗に三國志! わたしは歴史小学生レベルから覚えてないので()経緯はすっとばして、ひたすらその当時の作られたモノを見るのが、どう作ったのか考えるのがすんごく好きです。他の3人は歴史ちゃんとわかって、モノの形状変遷とかまでわかるらしいから羨ましい限りです。記憶力…。 今回は撮れる展示が多くてびっくりしました。撮れるとは思ってないからカメラは車に置いてましたし。。 #家族旅行2019 #家族ドライブ #九州ドライブ #福岡 #久留米 #九州歴史資料館 #久留米 #大宰府 #九州国立博物館 #九国博 #文化財よ永遠に #更紗 #三国志 小さい印鑑が大きい印鑑に収まるの可愛すぎる。小学校で使ってた竹ものさしは三國志時代からほぼ同じ見た目でびっくり。お墓の副葬物の変遷とても楽しかった可愛かった。更紗の木版、小口面とは驚き…割れてないのすごい…!撮れるとすぐ振り返れて楽しい。てか写真から九歴はずれてたことに今気付いた(((

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花立山穴観音古墳

「観光を楽しむと同時に、福岡県の歴史も勉強したい」というツーリストには、小郡市の『花立山穴(はなたてやまあな)観音古墳』をおすすめしよう。同市には300を超える古墳が点在している。それらを全て回る訳にはいかないので、まずは最も保存状態の良い同古墳を鑑賞すべきだと思う。

甘木鉄道 西太刀洗(たちあらい)駅」から車/レンタカーで約5分、県道132号線と県道52号線を経由し、「城山公園」の駐車場へ。車を止め東に進むと、同古墳への案内板が見えてくる。なお、訪れる際の注意事項①~⑤をよく読み、楽しく”安全に”見学しよう。

【注意事項】
①服装は歩きやすい靴、長袖、長ズボンがおすすめ(必須ではない)。また、虫が苦手な方は虫よけスプレーを全身に吹きかけておこう
②4月から11月、特にジメジメした日はマムシが出没する。足元に注意
③同古墳の入り口に到着したら、入る前に大きな声もしくは音を立てること。付近もしくは古墳内に猪がいれば、音に驚き逃げていく、はずだ
④人様(?)のお墓に入るので、お供え用のお花、線香を準備しておきたい
⑤早朝および夕方以降は近づかない方が良い。同エリア周辺は有名な心霊スポットである

特に気を付けていただきたいのが「マムシ」と「」である。奴ら(?)は思いもよらぬところから姿を現し、攻撃を仕掛けてくる。ただし、注意に気を配りつつ、注意事項を遵守すれば”たぶん”大丈夫だと思う。案内板に従い林道を進むと、邪悪な(?)気配を漂わせる入り口が現れる。ひとまず足を止め、マムシと猪の有無をチェック、異常がなければ内部に突撃だ。

同古墳は石積みの「横穴式石室」造り、古墳時代後期に築造されたものと考えられている。内部に立ち入った瞬間、「何千、何万もの大きな石をどうやって運び込んだのか」と疑問に思うはず。築造に膨大な時間と労力、手間がかかったことは説明するまでもないだろう。この規模の古墳に埋葬される者は、かなりの有力者だったはずだ。ただし、それを記す明確な証拠は発見されていない。

一本道を10m程進むと、鳥居を模した手作りの献花台が設置されている。その先、かつて遺体が安置されていたエリアは”神域”として扱われ、人間は近づくことを許されない。お供え用のお花と線香を準備している方は、死者に「お邪魔しました」と挨拶し、ついでに掃除もしてあげると非常に良い。霊も無償の心で「徳を積む」あなたの行いに感激するはずだ。

まとめ
花立山穴観音古墳は、古墳時代後期に築造。その歴史的価値を認められ、県の指定史跡に指定された

内部を鑑賞する際は、注意事項①~⑤を全てクリアしたい。その中でも、鑑賞後のお供えは大切である

観光スポット花立山穴観音古墳
(はなたてやまあなかんのんこふん)
所在地〒838-0112
福岡県小郡市干潟
地図
※クリックでGoogle map起動
①博多駅→花立山穴観音古墳
②福岡空港→花立山穴観音古墳
①アクセス国道385号線、福岡南バイパス、国道3号線、県道53号線を経由、目的地まで進む(約48分)

到着
②アクセス県道45号線、福岡南バイパス、国道3号線、県道53号線を経由、目的地まで進む(約40分)

到着

外部サイトへのリンク
小郡市 公式ホームページ

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自治体うきは市
(Ukiha city)
市庁舎所在地〒839-1393
福岡県うきは市吉井町新治316
総人口27,815人
代表的な名産/特産品うきはの柿
一の瀬焼
なたね油
平成31年度当初予算211億円

同県南東部、大分県との県境に位置する『うきは市』は、豊かな自然に囲まれた大自然の町である。市のエリアは、「久大(きゅうだい)本線」の沿線に形成された住宅街エリア(北部)。中部および南部の各地に点在する農村部エリアの2つに分類される。

主要産業は農業、特に果物の栽培が盛んである。また、「柿、イチゴ、ぶどう、梨」のブランド商品、ご当地スイーツ開発にも力を入れている。その中でも、鎌倉時代から伝承される「うきはの柿」は、色・糖度とも最高品質として知られている。その甘みを最大限に活かした「柿太郎ようかん」は、福岡県を代表する人気お土産のひとつになった。

同市を訪れる際は、鉄道より車/レンタカーをおすすめしたい。理由は、久大本線の運行本数が少ないこと、市内に分布した観光スポットを巡るために車が必要なこと、そして、九州自動車道と「大分自動車道」を経由すれば、福岡市から1時間でアクセスできるためだ。

うきは市

浮羽稲荷神社

うきは市中央部、「鷹取山(たかとりやま)」の麓に位置する『浮羽(うきは)稲荷神社』は、近年、インスタ映えスポットとして人気を集める観光スポットだ。本堂への階段に設置された「93基の鳥居」が最高にカッコいい、”クール”と話題を呼んだのである。しかし、同神社の参拝時にとられた数多くの不遜な態度が、世界を危機に陥れた、という事実はあまり知られていない。

現地へのアクセスは車/レンタカーより徒歩をおすすめしたい。「久大本線 うちは駅」から約20分、県道52号線を南に進むと、山の麓に連続して立つ赤い鳥居が見えてくる。

平安時代、「菅原道真」は藤原氏の策略にハマり、大宰府に左遷され憤死した。その後、道真は日本史上最強の怨霊となり、天皇家を存亡の危機に追いやる。鎌倉幕府(天皇家の没落と武士政権の誕生)は、道真と同じく憤死した「平将門」の怨霊により、平家が滅亡したことで達成された、と当時の者たちは考えた。

浮羽稲荷神社の御祭神のひとりが菅原道真その人である。そして、日本史上最強の怨霊を恐れた同地の人々は、丁重にその例を崇め奉った。なお、階段に設置された連続鳥居は、2001年に同地の有志が記念事業として行ったもの。町と観光事業がさらに盛り上がってほしいと願い、実現したという。しかし・・・

鳥居の内側は「神域」とされ、立ち入る際は必ず一礼し、神に許可を得ねばならない。それを怠れば”不遜な態度”と怒りを買う、すなわち、道真公の怨霊に喧嘩を売ることになるのだ。インスタ映えを狙い、写真撮影に熱中する者たちは、鳥居前で一礼などせず、そこを行ったり来たりする。

また、神社に祀れば怨霊など怖くない、と考えるのは大きな間違いだ。何百、何千もの観光客が神域に無断で立ち入る。これを見た怨霊道真公はどう思うだろうか。私なら間違いなく怒る、”激おこぷんぷん丸”を優に超え、「超新星・ムカおこエンドオブエンシェントジェノサイドフレアぁぁぁぁぁ((((;゚Д゚)))))))!!」ぐらい怒ってもおかしくない。

同時多発テロ(2001年)、リーマンショック(2008年)、東日本大震災(2011年)、コロナショック(2020年)、これらの「神罰」は、怨霊道真公がもたらした、と少なからず噂されている。観光客の不遜な態度にブチ切れた道真公を落ち着かせたい方は、93基の鳥居前で必ず一礼、すなわり93回神に頭を下げ、そして本堂で「すんませんでした。まあ落ち着いてくださいよ」と祈りを捧げねばならない。これ以上インスタ映えによる神への冒涜行為が続けば、東南海・南海トラフ地震(20XX年)が近々発生するかもしれないぞ。

まとめ
浮羽稲荷神社を参拝する際は、93基の鳥居前で計93回神に頭を下げ、許可をいただき境内に入らねばならない

怨霊道真公に喧嘩を売ってはいけない。そして、世界を揺るがす事件が怨霊の力でもたらされた、と否定できる証拠はない

観光スポット浮羽稲荷神社
(うきはいなりじんじゃ)
所在地