緊急事態のため、ありとあらゆる行為が制限を受ける

 10日、ジュゼッペ・コンテ首相は新たなコロナウイルス対応措置を発動すると発表。北部ロンバルディア地域に限定していた厳格な検疫措置が全国に拡大される。また、同措置の発動においては、社会で弱い立場にある者たちを守ると付け加えた

 コンテ首相は、「外出や旅行の自粛を要請すると同時に、サッカーなどのスポーツイベントも全面的に停止、日常生活に大きな影響が出ることは必然だが、コロナウイルス感染拡大防止が最優先課題である」と説明した。

具体的な制限内容は以下の通り。
不要不急の外出を控える
旅行・出張は緊急事態を除き原則禁止。許可手続きが必要になるか否かは未定
集会、スポーツ、ライブなど、あらゆるイベントの中

 イタリアでのコロナウイルス感染者数は9,000人を突破。死亡者数は月曜日だけで97人から463人に急増した。感染者は20の地域全てで確認された。

 国内の刑務所で発生した暴動および、それに関連する抗議・デモに関しても、沈静化の目途は立っていない。これは、モデナ北部の受刑者3人が暴動で死亡、さらに別の3人も移送中に死亡した事件が発端となり、全国に広がった。刑務所内でコロナウイルスが蔓延したという報道も一部でなされたが、当局および関係者は否定している。

 世界のコロナウイルス感染者は約11万人、死者数約3,800人。検疫強化と出入国の規制などにより、世界経済はさらなる混乱状態に陥っている。同日、ダウ平均株価は2,000ドル以上下落、史上最大の下げ幅を記録した

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