アメリカ大統領予備選／スーパーチューズデーが幕を開ける

民主党の代表候補選出に大きな影響を与える戦い

　ドナルド・トランプ大統領との戦いに挑む民主党候補者は誰になるのか。民主党候補者選びを決める最大のヤマ場「スーパーチューズデー」が幕を開けた。

　２月２９日に実施されたサウスカロライナ州の予備選は「ジョー・バイデン」元副大統領の初勝利、圧勝に終わった。頭一つ抜け出すと思われていたバーニー・サンダース氏、その他の候補者も票を伸ばすことはできず。大きく遅れをとっていたバイデン氏がスーパーチューズデーに向けて勢いを取り戻した。

　３日、１４の州で予備選・党員集会が開催され、４日までには大勢が判明する。なお、中道派のピート・ブティジェッジ氏、エイミー・クロブシャー氏が候補者選びからの撤退を表明、同じく中道派のバイデン氏を支持すると表明した。

　候補者争いのトップを走るサンダース氏は、幅広い年齢層、民族から支持を集めている。スーパーチューズデーから参戦するマイケル・ブルームバーグ氏、中道派を一本にまとめつつあるバイデン氏、３つ巴の戦いから抜け出すのは果たして誰なのか。