◎ポンペオ国務長官「アメリカと台湾の民主主義は、個人の自由、法の支配、そして人間の尊厳の尊重という共通の価値観を共有している。双方の関係が規制によって束縛されることは二度とない」
2020年11月24日 AP通信/マイク・ポンペオ国務長官

1月9日、アメリカのマイク・ポンペオ国務長官は、台湾当局者との接触を長年制限していた規制を解除すると発表した。

国務省は声明の中で、「自主規制は台湾を自国の領土と主張する共産党指導部との関係を良好に保つために導入された」と述べた。

この日以降、双方の当局者同士の接触を制限してきた規制は無効になる。

この発表は中国を怒らせ、ワシントD.C.と北京の緊張を悪化させる可能性が高いと伝えられている。

昨年8月、共産党指導部はアレックス・アザ―ル保健福祉長官の台湾訪問に猛反発している。

中国は台湾を自国の領土、省のひとつと見なしているが、台湾の指導者たちは独立した国家であると長年主張してきた。

共産党指導部は台湾に対する威嚇と領空侵犯を繰り返し、「台湾省を軍事力で支配下に置く」と世界に圧力をかけている。

ポンペオ国務長官は声明で、「台湾との規制をすべて解除すると宣言する」と述べた。

ポンペオ国務長官:
「アメリカと台湾の民主主義は、個人の自由、法の支配、そして人間の尊厳の尊重という共通の価値観を共有している。双方の関係が規制によって束縛されることは二度とない」

台湾の呉外相はこの発表を歓迎し、ポンペオ国務長官のツイートをリツイートした。
「私たちの関与を不必要に制限する規制の解除に心から感謝する」

「台湾とアメリカの間のより緊密なパートナーシップは、私たちの共通の価値観、共通の利益、自由と民主主義に対する揺るぎない信念に基づいている」

アメリカは台湾に兵器を販売しているが、日本や韓国のような防衛条約は締結していない。

中国と台湾は1940年代の内戦中に分裂した。

共産党指導部は長年台湾の国際活動を制限しようと試みてきた。両国は太平洋地域での影響力を争っている。

近年、両国の緊張は急速に高まり、指導部は「武力行使の可能性を排除していない」と伝えられている。

台湾を国家と認める国は少ない。しかし、世界は民主的に選出された政府がもたらす商業的な魅力と力を支持し、非公式のつながりを維持してきた。

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