◎事故は29日早朝に発生。コギ州から隣国ニジェールへ乗客を運んでいたボートが転覆した。
ナイジェリア中部コギ州の河川で過積載のボートが転覆し、8人が死亡、約200人が行方不明になっている。地元当局が29日、明らかにした。
それによると、事故は29日早朝に発生。コギ州から隣国ニジェールへ乗客を運んでいたボートが転覆した。
地元テレビ局は関係者の話しとして、「少なくとも8人の死亡が確認され、地元のボランティアや漁師が行方不明になった人々を探している」と伝えている。
転覆の原因は明らかになっていない。地元メディアは200人以上が乗っていたと報じており、過積載だった可能性を示唆している。
コギ州政府によると、州当局はまだ正確な事故現場を特定できておらず、他の機関からの支援を求めているという。
ナイジェリアではボートの事故が多発しており、農産物などを市場に運ぶ人が巻き込まれることが多い。ボートを使う地域は道路が整備されていない。
政府はボート事故の件数や死者数を公表していないが、昨年後半には少なくとも5件沈没事故が発生し、100人以上が死亡している。
事故原因は過積載やボートの整備不良など。ライフジャケットを着用する人はほとんどおらず、運航者も当局が求める対策をほとんど実施していない。
中部ナイジャ州の河川で先月発生したボートの転覆事故では女性や子供を中心に100人以上が行方不明になった。