◎3月16日の新規陽性は294,931件、亡くなった人は278人。
ドイツの連邦政府はコロナウイルスの新規陽性が過去最高を更新したにもかかわらず、多くの感染予防規則を週末に失効させる予定である。
オラフ・ショルツ首相は17日、全国の州首相との会談後、「我々はパンデミックの新しい段階に入りつつあり、ほとんどすべての近隣諸国と同様、規則がなくても大丈夫だ」と記者団に語った。
ロベルト・コッホ研究所のまとめによると、直近24時間の新規陽性は294,931件、亡くなった人は278人だった。累計死亡者は先日12.6万人を超えた。
多くの州が感染再拡大中に規則を緩和するという連邦政府の決定を批判している。マスク着用やスタジアムの収容制限を含む多くの規則が20日に終了する予定。ただし、州政府は必要に応じて独自の規則を導入することができる。
国内で最も強力な産業ロビー団体であるBDIも規則の緩和に懸念を表明している。
ロベルト・コッホ研究所によると、携帯電話の位置情報データから利用者の行動や移動経路を確認したところ、多くの人が他者と接種する機会が増え、感染力の強いオミクロン株の拡散を促進しているという。
また、より感染力の強いオミクロン株BA.2が国内の感染者の50%以上を占めていることも新規陽性の急増に拍車をかけている。
一部の医療専門家は、多くの国で規則の緩和や廃止が進んでいるという報道が「パンデミックは終息した」という誤った印象を与えていると警告している。
一方、ドイツ連邦議会は国内のすべての成人にコロナワクチン接種を義務付けるかどうかを議論しており、ショルツ首相はこれを支持している。
一部の反対派は50歳以上の人だけに義務付けることを提案し、義務化自体に反対する議員もいる。
ドイツ通信社によると、接種義務化の審議は数週間続く見込みだという。